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白い盾の少年騎士 (下)

『王への手紙』の続編.主人公の新たな冒険.

白い盾の少年騎士 (下)
著者 トンケ・ドラフト , 西村 由美
ジャンル 書籍 > 児童書 > 岩波少年文庫
刊行日 2006/11/16
ISBN 9784001145786
Cコード 8397
体裁 その他・規格外 ・ 378頁
在庫 品切れ
一人前の騎士となったティウリは,盾持ちピアックとともにふたたび冒険の旅へ.みどりの男たちがひそむ森では,エヴィラン国によって新たな陰謀が企まれていた…….『王への手紙』の,息づまる続編.
第六章 みどりの男たち

  1 みどりの川と見はり塔
  2 北へ送られて──ヤロ
  3 深 い 湖
  4 野生の森の主人
  5 ピアックとアーデルバルト
  6 フォックス、黒い影を追う
  7 敵
  8 友人たちの再会
  9 ティウリとラヴィニア
  10 作戦、そして別れ
  11 みどりの洞窟とテハロンの秘密

第七章 リストリディン騎士

  1 囚 人
  2 イサドーロ姫とフィティル騎士
  3 赤毛のクイボ
  4 インディホのクラトン騎士
  5 リストリディンの帰城
  6 ふたたび野生の森へ

第八章 最後の戦い

  1 峠
  2 下 り
  3 フォルホータの銅鑼への道
  4 フォルホータの銅鑼
  5 銅鑼の反響
  6 目覚め──東への帰還
  7 黒い川とターレン城
  8 イスラン城の女城主
  9 決着のついたチェスの対戦
  10 不運の丘
  11 挑 戦
  12 決 闘
  13 川の岸辺で

エピローグ 大山脈の夏

 訳者あとがき
トンケ・ドラフト(1930〜)
 オランダの作家.1930年,当時オランダの植民地だったインドネシアのジャカルタに生まれた.第2次世界大戦中,1942年から3年間,家族とともに日本軍の収容所で過ごす.戦後,1946年に家族とともにオランダへ帰国.ハーグの造形美術アカデミーで学び,教師になる.1961年に第1作を発表,翌62年に『王への手紙』を,65年に続編の『白い盾の少年騎士』を出版し,成功をおさめる.1976年には「青少年文学のための国家賞」を受賞.2004年秋に,『王への手紙』は,オランダで過去50年間に出された子どもの本の中から第1位に選ばれ,改めて注目を浴びている.さし絵も作者自身が描いている.

西村由美(にしむらゆみ)
 東京外国語大学英米語学科卒業.1984〜86年,オランダに在住.帰国後は,外務省研修所などでオランダ語を教えながら,オランダ語作品の翻訳に携わる.訳書に,バルト・ムイヤールト『調子っぱずれのデュエット』(くもん出版),ヘレン・コレイン『歌の力──日本軍女性収容所を生きる』(木犀社),アニー・M. G.シュミット『ネコのミヌース』(徳間書店),『イップとヤネケ』(岩波書店),トンケ・ドラフト『王への手紙』(岩波書店)などがある.
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