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カレワラ物語

フィンランドの神々

多くの英雄たちが呪術の力で活躍する神話の世界.フィンランドの民族的叙事詩『カレワラ』を読みやすい物語に仕立てました.

カレワラ物語
著者 小泉 保 編訳
通し番号 587
ジャンル 書籍 > 児童書 > 岩波少年文庫
対象年齢 > 中学生から
刊行日 2008/11/14
ISBN 9784001145878
Cコード 8397
体裁 その他・規格外 ・ 190頁
在庫 品切れ
フィンランドの民族的叙事詩『カレワラ』──天地創造からはじまるこの神話の世界では,歌をうたい事物を自由に変形させる呪術の力で,永遠の賢人ワイナミョイネンをはじめ多くの英雄たちが活躍します.美しい詩をところどころに活かしながら,全編を読みやすい物語に仕立てました.
第1章 天地創造
第2章 ヨウカハイネンと妹のアイノ
第3章 ポホヨラでのワイナミョイネン
第4章 サンポの鍛造
第5章 レンミンカイネンの冒険
第6章 呪文を求めて
第7章 ポホヨラでの求愛競争
第8章 ポホヨラの婚礼
第9章 レンミンカイネンのポホヨラ宴会旅行
第10章 クッレルボ
第11章 黄金の花嫁
第12章 かますのカンテレ
第13章 サンポの争奪戦
第14章 白樺のカンテレ
第15章 疫病
第16章 熊祭
第17章 月と太陽の誘拐
第18章 マリヤッタの息子

 《カレワラに出てくる人名と地名》
 訳者あとがき
『カレワラ』 (Kalevala)
フィンランドの民族的叙事詩。医師であったエリアス・リョンロート(Elias Lönnrot, 1802-1884)がすぐれた伝承詩人から直接聞き取って記録し,まとめた。「カレワラ」とは「カレワという部族の勇士たちの国」の意。
ロシアからの独立(1917年)に大きな刺激を与えたといわれる,フィンランド語文学の代表作品。『カレワラ』を題材とする音楽・絵画も多く生まれている。

小泉 保(こいずみたもつ)(1926-2009)
静岡県に生まれる。1951年東京大学文学部言語学科卒業。文学博士。
著書は『カレワラ神話と日本神話』(NHK ブックス),『フィンランド語文法読本『(大学書林)など多数。訳書に『フィンランドの叙事詩 カレワラ』(全2巻,岩波文庫)ほか。
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