環境と公害 第43巻第2号
東日本大震災と原発事故〈シリーズ10〉:被害者救済原則の確立を求めて
リレー・エッセイ
国際標準に基づく災害対応を
磯崎博司
〈特集〉東日本大震災と原発事故〈シリーズ10〉:被害者救済原則の確立を求めて
福島原発事故の損害賠償の法理をどう考えるか
淡路剛久
原発事故により避難生活を余儀なくされている者の慰謝料に関する問題点
浦川道太郎
原子力損害賠償紛争解決センターでの実務と被害救済
小島延夫
原発事故損害賠償請求に関する弁護士の具体的取組み――これまでのADR申立活動と地域住民の組織化
小海範亮
「福島原発避難者訴訟」における損害論――平穏生活権侵害における損害と因果関係
米倉 勉
原発事故被害の回復と賠償・補償はどうあるべきか――「ふるさとの喪失」を中心に
除本理史
「被爆」と「被曝」から被害補償を考える
尾崎寛直
〈さんぽみち〉
福島県川内村調査で感じたこと
野田浩二
〈論文〉
水俣病最高裁判決の概要と意義――52年判断条件について
礒野弥生
〈投稿論文〉
共有地管理から見たダムに伴う森林保護計画の実施過程と課題――ラオス・ナムトゥン2ダムの事例から
松本郁子・原科幸彦
〈事例研究〉
韓国における脱原発イシューをめぐる動向――2012年4月国会議員選挙前後の動きを中心に
金 基成
〈会議動向〉
国際影響評価学会(IAIA)の第33回世界大会――環境社会配慮へのアジア圏からの貢献
村山武彦
〈書評〉
竹内敬二著『電力の社会史―何が東京電力を生んだのか』
長谷川公一
英文目次・編集後記