単行本

家計の経済学

人口変動と家族形態の変遷,労働,所得,消費,貯蓄動向の分析で近現代の日本人の家計行動を総合的に解明.

家計の経済学
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著者 橘木 俊詔
ジャンル 書籍 > 単行本 > 経済
日本十進分類 > 社会科学
刊行日 2017/01/12
ISBN 9784000611657
Cコード 3033
体裁 A5 ・ 上製 ・ カバー ・ 376頁
在庫 在庫あり

一国のマクロ経済における総需要の六割から七割を占める家計消費.景気や成長を論じるときには家計の動向が鍵を握る.この本は日本の人口変動,家族形態の変遷から説き起こし,働き方,所得分配,消費・貯蓄動向を分析することによって,明治から現代まで日本人がどのような家計行動をしてきたかを示す,著者長年の研究成果.

はしがき

■第1部 家計の歴史的変遷
第1章 人口の変化と家族
第2章 「家」制度をめぐって
1 「家」制度とは
2 住居形態と職業から「家」制度を見る
3 家族の歴史
4 家族研究の流れ
第3章 人はどこでどれだけ働いていたのか
1 どの産業で働いてきたか
2 どの比率で働いていたか
第4章 豊かさの変遷
1 所得格差
2 富裕層と貧困者
3 戦争前後における格差
第5章 消費と貯蓄の動向
1 家計消費
2 家計貯蓄

■第2部 家族の変化
第6章 少子・高齢化
1 少子化
2 高齢化
第7章 小家族主義
1 老親への支援が低下
2 小家族制度の浸透
3 離婚率の上昇
第8章 女性の教育と労働
1 教育の経済学
2 女性の教育
3 女性の労働

■第3部 豊かさのなかの格差・貧困
第9章 生活の豊かさを成就した家計
1 戦後日本経済の軌跡──家計の貧困から経済大国へ
2 消費の拡大
3 所得分配の平等化と不平等化
第10章 格差社会の到来と社会・経済の変化
1 所得分配の不平等化という格差社会
2 賃金格差の拡大
第11章 政府による政策効果
1 租税の再分配効果
2 社会保障制度による再分配効果
第12章 貧困の現状と課題
1 戦後からの貧困
2 現代の貧困
第13章 貧困者をなくすために
1 貧困者を救済する方策
2 生活保護制度の評価
3 貧困者をなくすための政策

あとがき
参考文献
索引
橘木俊詔(たちばなき としあき)
1943年兵庫県生まれ.小樽商科大学卒,大阪大学大学院修士課程修了,ジョンズ・ホプキンス大学大学院博士課程修了(Ph.D.).京都大学教授,同志社大学教授などを経て,現在,京都女子大学客員教授,京都大学名誉教授.専門は労働経済学,公共経済学.著者に,『日本の経済格差──所得と資産から考える』(岩波新書,1998年),『格差社会何が問題なのか』(岩波新書,2006年),『日本の教育格差』(岩波新書,2010年),『女性と学歴──女子高等教育の歩みと行方』(勁草書房,2011年),『「幸せ」の経済学』(岩波現代全書,2013年),『日本人と経済──労働・生活の視点から』(東洋経済新報社,2015年),『貧困大国ニッポンの課題』(人文書院,2015年),『21世紀日本の格差』(岩波書店,2016年),『新しい幸福論』(岩波新書,2016年),『老老格差』(青土社,2016年)他多数.

書評情報

週刊エコノミスト 2017年4月18日号
経済セミナー 2017年4・5月号
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