岩波新書

文明は〈見えない世界〉がつくる

われわれは何者になるのか?

文明は〈見えない世界〉がつくる
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通し番号 新赤版 1643
ジャンル 書籍 > 岩波新書 > 自然科学
刊行日 2017/01/20
ISBN 9784004316435
Cコード 0240
体裁 新書 ・ 272頁
定価 本体860円+税
在庫 在庫あり

文明は,科学の目が明るみに出す〈見えない世界〉によってつくられる.〈見える世界〉の奥に潜む〈見えない世界〉.人間はその原理と法則をもとめて,思考と思索の長い旅を続けてきた.古代から現代までの歴史を俯瞰し,科学技術の発展とともに急速に広がる〈見えない世界〉の意味を問い,文明の未来と新たなる可能性をさぐる.

はじめに

第1章 〈見える世界〉の奥にあるもの  
1 カルデアの知恵  
2 宇宙の背後に数を見出す  
3 原子論の萌芽  
4 理性か感性か  
5 運動論の登場  

第2章 〈見えない世界〉の法則性は数学で記述できる?  
1 ガリレオ革命
2 磁力という魔力  
3 「新世界」がもたらした革命  
4 科学的方法論の整備  
5 万有引力の発見  

第3章 新たに出現した〈見えない世界〉  
1 相対性理論の衝撃  
2 「場」という概念の発見  
3 量子の宇宙  
4 超弦理論と一〇次元世界  

第4章 宇宙論における人間原理と文明  
1 宇宙原理か、人間原理か  
2 超物質的宇宙と人間圏の未来  
3 万物の変化とエントロピー  
4 人間圏における〈見えない世界〉の拡大

結びにかえて――我々は何者なのか?
松井孝典(まつい たかふみ)
1946年静岡県生まれ
1976年東京大学大学院理学系研究科博士課程修了
現在―千葉工業大学惑星探査研究センター所長,東京大学名誉教授
専攻―比較惑星学,アストロバイオロジー,文明論
著書―『宇宙誌』講談社学術文庫,『宇宙人としての生き方』岩波新書,『新装版 地球惑星科学』岩波書店(編著),『我関わる,ゆえに我あり――地球システム論と文明』集英社新書,『生命はどこから来たのか?』文春新書,『天体衝突』講談社ブルーバックス,『スリランカの赤い雨――生命は宇宙から飛来するか』角川学芸出版,『銀河系惑星学の挑戦』NHK出版新書,ほか多数

書評情報

毎日新聞(朝刊) 2017年3月12日
週刊文春 2017年3月2日号
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