憲法改正とは何だろうか

単なる賛成・反対を超えた議論のために

憲法改正とは何だろうか
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著者 高見 勝利
通し番号 新赤版 1645
ジャンル 書籍 > 岩波新書 > 法律
刊行日 2017/02/21
ISBN 9784004316459
Cコード 0232
体裁 新書 ・ 並製 ・ カバー ・ 256頁
定価 本体820円+税
在庫 在庫あり

憲法改正は最高法規である憲法を変更する最高の権力作用だ.このすぐれて政治的な作用を体制転換のシナリオの考察から説き起こし,改正規定96条の成立過程,さらには戦後60年経って制定された「改正手続法」の成立過程と問題点,安倍首相による憲法改正にどう向き合うか,までを論じる.憲法改正の奥行を探る必読書.

はじめに

第一章 憲法を変えるとはどういうことか
1 憲法の安定性をどう考えるか
2 主権者をめぐる理論
3 憲法改正は最高の権力作用
4 改正規定の改正は可能か

第二章 憲法改正規定はどのようにして作られたか
1 天皇から国民へ――憲法改正問題
2 マッカーサー草案と第九六条

第三章 憲法改正手続法はどのようにして作られたか
1 なぜ、遅れたのか――歴代首相の封印
2 憲法第九条改正論と手続法整備論がワンセット
3 安倍首相の手で

第四章 憲法改正手続の何が問題か
1 国民投票をどう設計するか
2 国民投票運動の自由と制限
3 改正の発議は
4 改正の効力は

第五章 憲法改正にどう向き合うか――安倍首相の憲法観と立憲主義
1 権力分立原理が欠落すると
2 危険きわまりない改憲論者

おわりに――国民投票で投ずる一票の重み
参考文献
高見勝利(たかみ かつとし)
1945年兵庫県淡路島生まれ
1974年東京大学大学院法学政治学研究科博士課程修了.法学博士
現在―北海道大学名誉教授,上智大学名誉教授
専攻―憲法学
著書―『宮沢俊義の憲法学史的研究』『芦部憲法学を読む』(以上,有斐閣)『現代日本の議会政と憲法』『政治の混迷と憲法』(以上,岩波書店)共著―『憲法Ⅰ,Ⅱ〔第5版〕』(有斐閣)ほか
編著―『あたらしい憲法のはなし他二篇』(岩波現代文庫)『金森徳次郎著作集Ⅰ~Ⅲ』(慈学社)ほか
共編著―『皇室典範』『皇室経済法』『日本国憲法制定資料全集』(以上,信山社)ほか

書評情報

日刊ゲンダイ 2017年5月16日
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