単行本
新刊

原点 THE ORIGIN

戦争を描く,人間を描く

『機動戦士ガンダム』や『虹色のトロツキー』….作品世界のバックにある人間観を,ついに安彦本人が語った!

原点 THE ORIGIN
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著者 安彦 良和 , 斉藤 光政
ジャンル 書籍 > 単行本 > 評論・エッセイ
日本十進分類 > 文学
刊行日 2017/03/10
ISBN 9784000611923
Cコード 0095
体裁 四六 ・ 並製 ・ カバー ・ 352頁
定価 本体1,800円+税
在庫 在庫あり

『機動戦士ガンダム』の生みの親の一人であり,『虹色のトロツキー』など歴史に材をとった作品を世に送ってきた漫画家安彦良和.戦い,殺し合ってしまう人間を,彼は,なぜ,どのように描いてきたのか.東奥日報記者・斉藤光政がその人生に迫り,ついに安彦本人も自らの「原点」を綴った! 生い立ち,学生運動,アニメ・マンガ界での出会いと模索…….作品世界のバックには,この人間観があった!

  はじめに           安彦良和
  本書の成り立ちについて    斉藤光政

第1章 冷戦の落とし子ガンダム
ある学習塾の風景─―『虹色のトロツキー』/ガンダム作家の“ルーツ”は津軽/人間くさい主人公たち─―『アリオン』/冷戦が生んだ終末観/ガンダムのテーマとは/ユーゴ内戦にショック/物語作家としての覚悟─―『ヴイナス戦記』/なぜ日本はまちがえたのか─―『王道の狗』/寄せる波、返す波/日中間に突き刺さる深いトゲ
《安彦良和 私の原点1》『ガンダム』と「戦争」・「日本」

第2章 北辺の地の少年
独学から生まれた天才的タッチ/マンガ家へのあこがれ/“おもしろさ”へのこだわり/歴史教育のウソっぽさ/ベトナム戦争への疑問/マンガ家を断念し南へ
《安彦良和 私の原点2》オホーツクの地から――父のこと・生い立ちのこと

第3章 弘前大学での“闘い”
党派への違和感/「ベトナムさん」との出会い/弘前大学全共闘の誕生/暴力学生とよばれて/一方的なアジ演説に反発
《安彦良和 私の原点3》弘前大学で、あのころ

第4章 怒れる若者たち、その後
「わかりあえない」が出発点/東大安田講堂事件で仲間逮捕/いつも雨が降っていた/若者とマンガブーム/弘前大学本部占拠事件/そして逮捕/長き沈黙の正体/「山に入る」ことの意味
《安彦良和 私の原点4》すべての終わり。そこからの「始まり」

第5章 サブカルチャーの波
アニメーションの世界へ/マッチラベル描きがルーツ/『宇宙戦艦ヤマト』への挑戦/宮崎駿という壁/青森から照射する日本─―『ナムジ』『神武』/日本動漫文化/オタクの功罪
《安彦良和 私の原点5》サブカルで、生きる

第6章 世界をリアルに見る
アイランちゃんの衝撃/小林よしのりとの対談/国なき民の悲劇─―『クルドの星』/イスラム国と戦う少年兵/植民地支配を問う─―『天の血脈』/東アジア和解への道/アジアの盟主をめぐる争い/歴史を知らない若者たち/リアルを見つめているか
《安彦良和 私の原点6》ふたたび、「社会」を見つめて

  あとがき  安彦良和

付録――安彦良和エッセイなどなど
 山の子・鉄人・横山さん――横山光輝『鉄人28号』解説
 ユーゴ・栄光と愚行と――坂口尚『石の花』解説
 『銀座』とぼく
 西田洋文氏に訊く――弘前大学全共闘の記憶と記録
 読んできた本、おすすめの本

安彦良和作品リスト
安彦良和(やすひこ よしかず)
1947年北海道生まれ.弘前大学入学,学生運動の結果,除籍.上京後,虫プロでアニメーターに.フリーとなってからは「機動戦士ガンダム」「巨神ゴーグ」等を生み出し,のち漫画家に転身.作品に『アリオン』『クルドの星』『ナムジ 大國主』『虹色のトロツキー』『王道の狗』『天の血脈』『ヤマトタケル』『機動戦士ガンダム THE ORIGIN』など.

斉藤光政(さいとう みつまさ)
1959年岩手県生まれ,青森県育ち.東奥日報編集局次長.早稲田大学ジャーナリズム研究所招聘研究員.軍事・防衛および歴史分野を専門とする.著書に『米軍「秘密」基地ミサワ』『在日米軍最前線』『偽書「東日流外三郡誌」事件』『戦場カメラマン沢田教一の眼』『ルポ 下北核半島』(鎌田慧と共著)など.

書評情報

東奥日報 2017年3月15日
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