シリーズ 刑事司法を考える 第1巻

供述をめぐる問題

全7巻

裁判員裁判や取調べの可視化といった新たな状況の中で,供述証拠をめぐる問題を心理学の知見も踏まえ考察.

供述をめぐる問題
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著者 浜田 寿美男 , 指宿 信 , 木谷 明 , 後藤 昭 , 佐藤 博史 , 浜井 浩一 , 浜田 寿美男
シリーズ シリーズ 刑事司法を考える
刊行日 2017/03/23
ISBN 9784000265010
Cコード 0332
体裁 A5 ・ 上製 ・ カバー ・ 288頁
定価 本体3,600円+税
在庫 在庫あり

被疑者・被告人の自白や被害者・目撃者の証言,いわゆる供述証拠は,裁判の有力な決め手となる一方,戦後の数々の冤罪事件を生み出す温床にもなってきた.裁判員裁判や取調べの録音・録画といった新しい状況の中で,どのような問題が生じているか.心理学の新しい知見も取り入れて考察する.

刊行にあたって
はじめに(浜田寿美男)

Ⅰ 問題としての「供述」
 1 法の視点から「供述問題」を考える ……中川孝博
 2 任意性・信用性判断の到達点とその限界 ……石塚章夫
 3 供述分析と心理学的合理性 ……山本登志哉
 4 供述採取過程の可視化と犯罪の証明 ……豊崎七絵

Ⅱ 供述はどこまで正確か
 5 虚偽自白はどのようにして生じるのか ……浜田寿美男
 6 間違った目撃・被害者供述はどのように生じるのか ……今村核
 7 なぜ無実の供述が軽視されるのか──「不自然・不合理」判断の闇 ……守屋克彦
 8 訴訟能力が疑われる人々の語りをどう読むか──訴訟能力の鑑定と供述分析と本人の意志尊重と ……中島直
 
Ⅲ 供述から何を読み取ることができるか
 9 供述分析──体験者の語りと非体験者の語りを判別する ……大倉得史
 10 供述の信用性判断と供述者の心理特性 ……村山満明
 11 コミュニケーション分析──やり取りに現われる体験性/非体験性 ……大橋靖史
 12 供述の危険性をどのように伝えるか──裁判員裁判における専門家証人 ……厳島行雄
 13 コンピュータを用いた供述の可視化とその分析 ……稲葉光行
●責任編集
浜田寿美男(はまだ・すみお)
1947年生.立命館大学特別招聘教授,奈良女子大学名誉教授.発達心理学・法心理学.

●執筆者紹介
中川孝博(なかがわ・たかひろ) 國學院大學 刑事訴訟法
石塚章夫(いしづか・あきお) 弁護士
山本登志哉(やまもと・としや) 発達支援研究所 文化発達心理学,法心理学
豊崎七絵(とよさき・ななえ) 九州大学 刑事訴訟法
今 村 核(いまむら・かく) 弁護士
守屋克彦(もりや・かつひこ) 弁護士
中 島 直(なかじま・なおし) 多摩あおば病院 精神科医
大倉得史(おおくら・とくし) 京都大学 発達心理学,保育学,法心理学
村山満明(むらやま・みつあき) 大阪経済大学 臨床心理学,法心理学
大橋靖史(おおはし・やすし) 淑徳大学 認知心理学,法心理学,犯罪心理学
厳島行雄(いつくしま・ゆきお) 日本大学 認知心理学,応用認知心理学
稲葉光行(いなば・みつゆき) 立命館大学 情報科学,学習科学

書評情報

朝日新聞(朝刊) 2017年4月9日
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