単行本
新刊

ジャック・ラカン 不安 (上)

「対象a」を軸に,ラカン思想の核心が開花

ジャック・ラカン 不安 (上)
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著者 ジャック=アラン・ミレール , 小出 浩之 , 鈴木 國文 , 菅原 誠一 , 古橋 忠晃
ジャンル 書籍 > 単行本 > 哲学
刊行日 2017/03/09
ISBN 9784000611862
Cコード 0011
体裁 A5 ・ 上製 ・ カバー ・ 248頁
定価 本体4,900円+税
在庫 在庫あり

セミネール開始から十年,情動の領域に踏み込んだラカンは,自と他,過剰と欠如,欲望とその対象をめぐるトポロジカルな関係性のうちに「不安」を位置づけながら,いよいよ「対象a」をめぐる本格的考察を展開する.中期ラカン思想の枢要をなす概念が相次いで開花する,ラカン思想の理解に不可欠な第十巻がついに邦訳.

不安の構造への導入
Ⅰ シニフィアンの網の中の不安
Ⅱ 不安、欲望の記号
Ⅲ 宇宙から「不気味なもの」へ
Ⅳ 去勢不安の向こう側
Ⅴ 騙すもの
Ⅵ 騙さないもの

対象の境位、再考
Ⅶ それをもたないではない
Ⅷ 欲望の原因
Ⅸ 行為への移行と「アクティング・アウト」――身を投げること、そして舞台に登ること
Ⅹ 還元不能の欠如からシニフィアンへ
Ⅺ 欲望に句読点を打つこと


【下巻 目次】
不 安 享楽と欲望の間
XII  不安、現実的なものの信号 
XIII 愛に関するアフォリズム 
XIV  女、より真実の、そしてより現実的なもの
XV  雄の要件

対象aの五つの形
XVI  仏陀の瞼
XVII 口と眼
XVIII ヤーヴェの声
XIX  消えゆくファルス――去勢不安からオルガスムスへ
XX  耳から入るもの
XXI ピアジェの水栓
XXII 肛門的なものから理想へ
XXIII 点に還元できない円について
XXIV aからいくつかの〈父の名〉へ 

説  明
ジャック・ラカン(Jacques Lacan 1901-1981)
フランスの精神分析家.パリに生まれ,パリ大学で精神医学を修め,主にパラノイアを研究.第二次大戦後,フロイト理論をラディカルに展開し,有名な「鏡像段階論」をはじめとする自我や無意識の構造主義的探求によって,精神の科学に新たなる地平を拓いた.1964年にはパリ・フロイト派を創設し,その後のフランス精神分析の隆盛に決定的な役割を果たす.その思想活動は哲学・社会学・文学・言語論・記号論などにも広範な影響を及ぼした.主著に『エクリ』(1966).

【訳者紹介】
小出浩之1943年生まれ.精神科医.現在,岐阜大学名誉教授.
鈴木國文1952年生まれ.精神科医.現在,医療法人生生会松蔭病院勤務.名古屋大学名誉教授.
菅原誠一1970年生まれ.精神科医.現在,東尾張病院勤務.
古橋忠晃1973年生まれ.精神科医.現在,名古屋大学学生相談総合センター准教授.
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