社会契約と性契約

近代国家はいかに成立したのか

近代国家の成立には,社会契約とともに,女性の男性への従属を定める性契約が必要だった.近代国家論を描き直した名著.

社会契約と性契約
このエントリーをはてなブックマークに追加
著者 キャロル・ペイトマン , 中村 敏子
ジャンル 書籍 > 単行本 > 政治
刊行日 2017/03/28
ISBN 9784000611909
Cコード 3031
体裁 A5 ・ 上製 ・ カバー ・ 336頁
定価 本体7,800円+税
在庫 在庫あり

ホッブズ,ロック,ルソーら近代の主要な思想家たちは,近代国家成立の論理として社会契約論を創出した.しかし,社会契約を締結する前に,女性の男性への従属を定める性契約が締結されたと考えなければ,近代国家の成立は説明できない.政治理論から抜け落ちてしまった性契約に光を当て,近代国家論を描き直した名著.

序 文
第一章 契約に参加する
第二章 家父長制についての混乱
第三章 契約、個人、奴隷状態
第四章 創始、父、そして息子たちの政治的自由
第五章 妻、奴隷、賃金奴隷
第六章 フェミニズムと結婚契約
第七章 売春の何が悪いのか
第八章 物語の終わり?

原 注
訳 注
解 説
索 引
キャロル・ペイトマン(Carole Pateman)
1940年英国生.1971年オックスフォード大学で哲学博士号取得.シドニー大学等を経て,UCLA政治学部教授に就任.現在,同大学特別名誉教授.世界的に著名な政治学者であり,1991‒94年世界政治学会会長,2010‒11年アメリカ政治学会会長を歴任.専門は政治思想.著書に,Participation and Democratic Theory,CambridgeUniversity Press,1970(『参加と民主主義理論』寄本勝美訳,早稲田大学出版部,1977年),The Disorder of Women,Polity Press,1989(『秩序を乱す女たち?――政治理論とフェミニズム』山田竜作訳,法政大学出版局,2014年)などがある.

中村敏子(なかむら としこ)
1952年生.東京大学法学部卒業後,東京都職員を経て,1988年北海道大学大学院法学研究科博士後期課程単位取得退学.法学博士.現在,北海学園大学法学部教授.専門は政治思想史.著書に,『福沢諭吉 文明と社会構想』(創文社,2000年),『トマス・ホッブズの母権論』(法政大学出版局,2017年)などがある.
ページトップへ戻る