単行本

カウンター・デモクラシー

投票して終わり,ではすまされない!

カウンター・デモクラシー
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著者 ピエール・ロザンヴァロン , 嶋崎 正樹
ジャンル 書籍 > 単行本 > 政治
刊行日 2017/03/28
ISBN 9784000611930
Cコード 0031
体裁 四六 ・ 上製 ・ カバー ・ 368頁
定価 本体3,200円+税
在庫 在庫あり

なぜ政治は「信用」されないのか? 階層や社会集団が崩れた現在,人々は自分たちの言葉を届けるには投票以外の方法も必要だと感じている.選挙という「信任」と「監視・否定・審判」という不信の二元性こそ民主主義を担保しているのだ.デモやNPO,SNSなど代表制を補完する「松葉杖」としての対抗民主主義を論じる画期的著作.

序 論 不信と民主主義

第1章 監視の民主主義
 1 監視、告発、評価
 2 監視の当事者たち
 3 歴史の糸
 4 正当性をめぐる争い

第2章 阻止する主権
 1 抵抗の権利から複合的主権へ
 2 自己批判的な民主主義
 3 否定的政治

第3章 判事としての民衆
 1 歴史のための参照先
 2 準・立法者
 3 審判の優遇

第4章 不得策な民主主義
 1 無力感と脱政治化の形象
 2 ポピュリズムの誘惑
 3 不得策な経済の教訓

結 論 近代の混成体制

監視し、阻止し、裁く――民主主義を取り戻すために……西谷修
ピエール・ロザンヴァロン(Pierre Rosanvallon)
1948年フランス生まれ.コレージュ・ド・フランス教授(政治史).社会科学高等研究院の研究ディレクター.高等商業学校(HEC)卒業.労働組合CFDTの経済顧問,機関誌編集長を務めた後,社会科学高等研究院(EHESS)にて博士号取得.
 主な著書に,『連帯の新たなる哲学――福祉国家再考』(1995)『未完の民主主義』(2000)『民主的正当性』(2008)『平等な社会』(2013)『よき統治』(2015)など.

嶋崎正樹
1963年生まれ.仏語翻訳家・放送通訳.東京外国語大学卒業,同大学院外国語学研究科修了(ロマンス系言語専攻).カナダ大使館勤務を経て現職.
 訳書に,P.ケオー『ヴァーチャルという思想』R.ドブレ『メディオロジー宣言』同『メディオロジー入門』M.オンフレ『〈反〉哲学教科書』(以上NTT 出版),J.-P.デュピュイ『ツナミの小形而上学』(岩波書店)など.著書に『時事フランス語』(東洋書店).

書評情報

週刊ダイヤモンド 2017年4月22日号
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