単行本
新刊

ジャック・ラカン 不安 (下)

「対象a」を軸に,ラカン思想の核心が開花

ジャック・ラカン 不安 (下)
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著者 ジャック=アラン・ミレール , 小出 浩之 , 鈴木 國文 , 菅原 誠一 , 古橋 忠晃
ジャンル 書籍 > 単行本 > 哲学
刊行日 2017/05/18
ISBN 9784000611879
Cコード 0011
体裁 A5 ・ 上製 ・ カバー ・ 296頁
定価 本体5,500円+税
在庫 在庫あり

誰しもが遭遇する「不安」,それは人間存在に何を投げかけているのか――ラカンは,主体と欠如,欲望とその原因をめぐるトポロジカルな迷宮の果てに,普遍的でありながら,しかし充分に考察されてこなかったこの問いと正対する.ラカン思想全域の理解に不可欠な,熱気あふれるセミネール第十巻.

不安 享楽と欲望の間
XII  不安、現実的なものの信号
XIII 愛に関するアフォリズム
XIV  女、より真実の、そしてより現実的なもの
XV  雄の要件

対象aの五つの形
XVI 仏陀の瞼
XVII 口と眼
XVIII ヤーヴェの声
XIX 消えゆくファルス――去勢不安からオルガスムスへ
XX 耳から入るもの
XXI ピアジェの水栓
XXII 肛門的なものから理想へ
XXIII 点に還元できない円について
XXIV aからいくつかの〈父の名〉へ

註 記
訳者覚え書き


【上巻 目次】

不安の構造への導入
Ⅰ シニフィアンの網の中の不安
Ⅱ 不安、欲望の記号
Ⅲ 宇宙から「不気味なもの」へ
Ⅳ 去勢不安の向こう側
Ⅴ 騙すもの
Ⅵ 騙さないもの

対象の境位、再考
Ⅶ それをもたないではない
Ⅷ 欲望の原因
Ⅸ 行為への移行と「アクティング・アウト」――身を投げること、そして舞台に登ること
Ⅹ 還元不能の欠如からシニフィアンへ
Ⅺ 欲望に句読点を打つこと
ジャック・ラカン(Jacques Lacan 1901-1981)

フランスの精神分析家.パリに生まれ,パリ大学で精神医学を修め,主にパラノイアを研究.第二次大戦後,フロイト理論をラディカルに展開し,有名な「鏡像段階論」をはじめとする自我や無意識の構造主義的探求によって,精神の科学に新たなる地平を拓いた.1964年にはパリ・フロイト派を創設し,その後のフランス精神分析の隆盛に決定的な役割を果たす.その思想活動は哲学・社会学・文学・言語論・記号論などにも広範な影響を及ぼした.主著に『エクリ』(1966).



【訳者紹介】

小出浩之1943年生まれ.精神科医.現在,岐阜大学名誉教授.

鈴木國文1952年生まれ.精神科医.現在,医療法人生生会松蔭病院勤務.名古屋大学名誉教授.

菅原誠一1970年生まれ.精神科医.現在,東尾張病院勤務.

古橋忠晃1973年生まれ.精神科医.現在,名古屋大学学生相談総合センター准教授.
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