3.11後の子どもと健康

保健室と地域に何ができるか

原発事故後,子どもたちの健康を守るために立ち上がった,保健室の養護教諭や地域住民などの活動を紹介.

3.11後の子どもと健康
このエントリーをはてなブックマークに追加
著者 大谷 尚子 , 白石 草 , 吉田 由布子
通し番号 969
ジャンル 書籍 > 岩波ブックレット > 社会
刊行日 2017/07/05
ISBN 9784002709697
Cコード 0336
体裁 A5 ・ 並製 ・ 96頁
定価 本体660円+税
在庫 在庫あり
福島原発事故の影響を軽視する政府は,子どもたちの健康を守るための対策もほとんど行っていない.こうした国の無責任を前に,日々,子どもに接する保健室の養護教諭や地域の住民,自治体などによる独自の活動が広がり始めている.チェルノブイリや過去の公害事件の教訓に学びながら,私たち一人ひとりにできることを考える.
はじめに
第1章 原発事故後、これまでと同じでいいの?――養護教諭が取り組んだこと
第2章 無責任な国を前に――動き出す地域の取り組み
第3章 学校と地域に何ができるか――過去の公害事件にみる
第4章 子どもに真摯に向き合うことから――五つの視点
おわりに

コラム
 1 チェルノブイリと日本の状況は違うのか
 2 チェルノブイリで甲状腺がんはどのように認められていったか
 3 放射線被曝に対してどのような健康調査が行われてきたのか

【付録】ウクライナで行われている子どもの健康状態に関する観察項目
大谷尚子(おおたに・ひさこ)
東京大学医学部保健学科を卒業し,東京教育大学(現・筑波大学)附属駒場中・高等学校の養護教諭として勤務(1966~69 年).その後,茨城大学(~2007年)と聖母大学(~2014年)で養護教諭養成にかかわる.茨城大学名誉教授.養護実践研究センター代表.著書に『養護教諭のための養護学・序説』『「あなたが大事」の伝えかた』(以上,ジャパンマシニスト社)など.【第1章,第3章,第4章担当】

白石草(しらいし・はじめ)
放送局勤務を経て,2001年に非営利の独立メディアOurPlanet-TVを設立.マスコミが扱わないテーマを中心に番組を制作・配信.3.11後は原発事故に関する取材を重ね,2012年に放送ウーマン賞,JCJ賞,やよりジャーナリスト賞特別賞,2014年に科学ジャーナリスト大賞を受賞.著書に『メディアをつくる』『ルポ チェルノブイリ28年目の子どもたち』(以上,岩波ブックレット)など.【第2章担当】

吉田由布子(よしだ・ゆうこ)
「チェルノブイリ被害調査・救援」女性ネットワーク事務局長.1990年よりチェルノブイリの子どもたちの健康被害を調査.3.11後は,ロシアやウクライナで日本の現状を報告してきている.著書に『未来世代への「戦争」が始まっている』(共著,岩波書店),『放射能汚染が未来世代に及ぼすもの』(共著,新評論)など.【コラム,第4章担当】

書評情報

クーヨン 2017年10月号
聖教新聞 2017年8月31日
消費者レポート 2017年8月20日号
ページトップへ戻る