シリーズ 刑事司法を考える 2

捜査と弁護

(全7巻)

進展著しい科学捜査や新しいタイプの事件から生じる諸問題を,捜査側・弁護側それぞれの実務経験から得た貴重な知見をもとに考察.

捜査と弁護
著者 浜井 浩一 , 佐藤 博史 編集委員 , 指宿 信 編集委員 , 木谷 明 編集委員 , 後藤 昭 編集委員 , 浜田 寿美男 編集委員
ジャンル 書籍 > シリーズ・講座・全集 > シリーズ 刑事司法を考える
シリーズ シリーズ 刑事司法を考える
刊行日 2017/08/23
ISBN 9784000265027
Cコード 0332
体裁 A5 ・ 上製 ・ カバー ・ 398頁
定価 3,960円
在庫 在庫あり
犯罪捜査は,真犯人の逮捕・起訴を目的とするが,人権侵害が起きやすい過程でもある.「真実」と「人権」をどう両立させるか.進展著しい科学捜査や新しいタイプの事件から生じてくる現代的課題を,捜査側・弁護側それぞれの実務経験から得られた貴重な知見をもとに検討,あるべき姿を考察する.
刊行にあたって
はじめに(佐藤博史)

Ⅰ 科学的証拠と犯罪捜査
 1 科学的捜査時代における刑事司法の課題 ……………田淵浩二
 2 DNA鑑定を科学的に理解するために ……………本田克也
 3 DNA鑑定の時代──生体証拠の効果と限界 ……………徳永光
 4 監視社会と犯罪捜査──防犯カメラとGPS、ビッグデータ、顔認証 ……………西原博史

Ⅱ 人の供述と犯罪捜査
 5 被害事実と供述──被害者供述の取得とその評価 ……………渡邉和美
 6 目撃供述の採取と評価──目撃供述をどこまで信用できるか ……………伊東裕司
 7 「自白への転回」から「体験聴取」へ──被疑者取調べの転換 ……………高木光太郎
 8 ポリグラフ検査をめぐる神話と実像 ……………越智啓太
 9 特捜部型事件と「共犯者」 ……………弘中惇一郎

Ⅲ 犯罪捜査と刑事弁護
 10 可視化時代の刑事弁護 ……………小坂井久
 11 司法取引と刑事弁護 ……………加藤克佳
 12 弁護人立会権の実践と展望──弁護人は取調室で闘えるか ……………秋田真志
 13 捜査段階における証拠へのアクセス──証拠利用・証拠保存・証拠開示 ……………斎藤司
 14 障害者の事件の特殊性と弁護の在り方 ……………辻川圭乃
 15 少年事件における捜査弁護の在り方 ……………川村百合
 16 死刑事件の審理の在り方 ……………後藤貞人
●責任編集
佐藤博史(さとう ひろし)
1948年生.弁護士.

●執筆者紹介
田淵浩二 (たぶち・こうじ) 九州大学 刑事訴訟法
本田克也 (ほんだ・かつや) 筑波大学 法医学
徳 永 光 (とくなが・ひかる) 獨協大学 刑事法
西原博史 (にしはら・ひろし) 早稲田大学 憲法
渡邉和美 (わたなべ・かずみ) 科学警察研究所 犯罪心理学,臨床心理士
伊東裕司 (いとう・ゆうじ)  慶應義塾大学 認知心理学,司法心理学
高木光太郎 (たかぎ・こうたろう) 青山学院大学 法心理学,認知心理学
越智啓太 (おち・けいた) 法政大学 犯罪心理学,臨床心理士
弘中惇一郎 (ひろなか・じゅんいちろう) 弁護士
小坂井 久 (こさかい・ひさし) 弁護士
加藤克佳 (かとう・かつよし) 専修大学 刑事訴訟法
秋田真志 (あきた・まさし) 弁護士
斎 藤 司 (さいとう・つかさ) 龍谷大学 刑事訴訟法
辻川圭乃 (つじかわ・たまの) 弁護士
川村百合 (かわむら・ゆり) 弁護士
後藤貞人 (ごとう・さだと) 弁護士

書評情報

季刊 刑事弁護 第97号(2019年1月21日発行)
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