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岩波現代全書

ジハード主義

アルカイダからイスラーム国へ

イスラームを標榜する暴力の正体とは?

ジハード主義
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著者 保坂 修司
通し番号 106
ジャンル 書籍 > 岩波現代全書 > 政治・経済・現代社会
シリーズ 岩波現代全書
刊行日 2017/08/23
ISBN 9784000292061
Cコード 0336
体裁 四六 ・ 並製 ・ カバー ・ 256頁
定価 本体2,200円+税
在庫 未刊・予約受付中
世界で頻発する,イスラームを標榜するテロや暴力.アルカイダやイスラーム国の思想的な拠り所とは何か.「ジハード主義」と呼ばれるそのイデオロギーがどのように生まれ変遷してきたのかを歴史的にたどる.アラブ世界の事情に精通した第一人者が,過激テロ組織の成り立ちや戦略・戦術を分析し,現代社会の病巣を探る.
まえがき

序 章 九・一一事件の衝撃
 1 九・一一事件とは何だったのか?
 2 テロかジハードか
 3 彼らは何ものなのか

第1章 ジハード主義の誕生
 1 イブン・タイミーヤのジハード論
 2 ワッハーブ派の登場
 3 マッカ占拠事件
 4 ジュヘイマーンの思想
 5 ソ連軍のアフガニスタン侵攻とムジャーヒディーン
 6 アッザームのジハード論
 7 ソ連軍のアフガニスタン撤退とアルカイダの誕生

第2章 隠された義務
 1 エジプトにおけるイスラーム運動
 2 ムスリム同胞団とサイイド・クトブ
 3 『隠された義務』とサーダート大統領暗殺
 4 「遠い敵」と「近い敵」──ジハード主義とタクフィール主義
 5 ジハード団とイスラーム団

第3章 アルカイダの登場
 1 湾岸危機・湾岸戦争と米軍のサウジアラビア駐留
 2 オサーマ・ビンラーデンの対米ジハード宣言
 3 米国人皆殺し宣言
 4 「人間の盾」論

第4章 イラク戦争とジハード主義
 1 ザルカーウィーとアルカイダ・イラク支部
 2 マクディシーとその思想
 3 乗り遅れたムジャーヒド
 4 ザルカーウィーの戦術
 5 スンナ派ジハード主義とシーア派
 6 ジハード第二世代
 7 自爆か殉教か
 8 ある若き医師の自爆
 9 夢見るテロリスト
 10 自爆の美学

第5章 イスラーム国の誕生とカリフ国家の「復活」
 1 オサーマ・ビンラーデンの死
 2 シリア内乱とジハード主義勢力
 3 アルカイダとの決別
 4 カリフ国家の樹立
 5 イスラーム国の理念
 6 ISの戦略
 7 サイクス・ピコ体制の崩壊とISの領域支配

第6章 世界に拡散するテロ──ホームグローンとローンウルフ
 1 ジハード主義とインターネット
 2 若者はなぜイスラーム国を目指すのか
 3 ヒジュラ
 4 沸騰する欧米
 5 ジハード主義封じ込めのために

終 章 日本とジハード主義


参考文献
あとがき
索 引
保坂修司(ほさか しゅうじ)
慶應義塾大学大学院文学研究科修士課程修了(東洋史専攻).
現在,日本エネルギー経済研究所中東研究センター研究理事兼早稲田大学客員教授.在クウェート日本大使館・在サウジアラビア日本大使館専門調査員,財団法人中東調査会研究員,日本学術振興会カイロ研究連絡センター長,近畿大学国際人文科学研究所教授などを歴任.
著書に,『乞食とイスラーム』(筑摩書房),『サウジアラビア──変わりゆく石油王国』(岩波書店),『新版 オサマ・ビンラディンの生涯と聖戦』(朝日新聞出版),『イラク戦争と変貌する中東世界』(山川出版社),『サイバー・イスラーム──越境する公共圏』(山川出版社),『「イスラーム国」の脅威とイラク』(共著,岩波書店)など.
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