ヨーロッパの昔話

その形と本質

ヨーロッパの昔話
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著者 マックス・リュティ , 小澤 俊夫
通し番号 白229-1
ジャンル 書籍 > 岩波文庫 > 白(経済・社会)
刊行日 2017/08/18
ISBN 9784003422915
Cコード 0139
体裁 文庫 ・ 320頁
定価 本体970円+税
在庫 在庫あり
「むかしむかしあるところに……」.人びとが長く親しんできた昔話には決まった形がある.魔女・こびとなどとも違和感なく出会い,主人公に与えられる試練の数は三つ,心の葛藤は描かず肉体の痛みもない…….グリム童話ほか,ヨーロッパ各地に伝わる数多くの昔話を分析,その本質を学問的に突きとめた先駆的著作.
凡 例
日本の読者へ
まえがき

序 説

一次元性
 超越的なものとの関係

平面性
 もの/肉体/特質/内面的世界/環境/諸関係/時間

抽象的様式
 登場人物やものの形態――その輪郭/材質/色彩/話のすじの記述法/定式/極端性・禁令・条件・奇跡

孤立性と普遍的結合の可能性
 昔話の本質についての決定的標識/人物やものの孤立化/話のすじやエピソードの孤立化/逐語的反復/普遍的結合の潜在的可能性/「偶然」/贈物/奇跡/無効力のモティーフ/昔話の主人公

純化と含世界性
 モティーフの純化/魔法的なもの/神話的なもの/超越的なもの/儀式/エロティックな素材/日常的な素材/普遍性/世界内容の代表性

昔話の機能と意義
 物語としての昔話/昔話以外の民間口承叙事文学の本質と機能
12/「願望の文学」/かくあるべき文学/かくある文学/象徴性/解釈可能であること/笑話への傾向/最終の形としての昔話/成立時期/成立のための可能性/維持のための可能性(昔話形成者と昔話運搬者)/様式の純粋性と不純性/将来の意義

昔話研究について
 ジャンルと個々の説話/印刷された昔話と口承の昔話/現代における文芸学的昔話研究/心理学的昔話研究/民俗学的昔話研究

昔話の構造主義的研究――プロップの業績の評価

訳 注
訳者あとがき
索 引
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