岩波現代全書

思想としての言語

現実のただなかから普遍を目指す言語の遍歴

思想としての言語
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著者 中島 隆博
通し番号 107
ジャンル 書籍 > 岩波現代全書 > 哲学・思想・宗教
シリーズ 岩波現代全書
刊行日 2017/09/21
ISBN 9784000292078
Cコード 0310
体裁 四六 ・ 並製 ・ カバー ・ 272頁
定価 本体2,300円+税
在庫 在庫あり
人類は個人の深奥に潜む意識や観念をいかに表現することで,言語の地方性や特殊性を打破して,思想としての普遍性を獲得してきたか.「言語論的転回」以後の問題状況を承けつつ,西洋近代の文化圏にとどまらず,老荘・空海・宣長・漱石をはじめとする古今東西の哲学者・思想家・作家たちが格闘してきた言語経験を省察する.
はじめに

第一部 日本における思想としての言語――普遍に向かって
 第一章 空海の言語思想
 第二章 『古今和歌集』と詩の言語
 第三章 本居宣長と夏目漱石の差異

第二部 近代における思想としての言語(一)――救済の場所
 第四章 時代に切線を引くには――ヴァルター・ベンヤミン,竹内好,戸坂潤
 第五章 日本的基督教と普遍――内村鑑三

第三部 近代における思想としての言語(二)――垣間見られる秘密
 第六章 ローカルな精神性と近代――日本近代文学から
 第七章 神秘をめぐって――井筒俊彦と老荘思想

結論にかえて

参考文献

あとがき
中島隆博(なかじま たかひろ)
1964年生.東京大学大学院人文科学研究科博士課程中国哲学専攻中途退学.現在,東京大学東洋文化研究所教授.
著書:『残響の中国哲学――言語と政治』東京大学出版会,2007年
『ヒューマニティーズ 哲学』岩波書店,2009年
『荘子 鶏となって時を告げよ』岩波書店,2009年
『共生のプラクシス――国家と宗教』東京大学出版会,2011年
『悪の哲学――中国哲学の想像力』筑摩書房,2012年
『コスモロギア――天・化・時』(編共著)法政大学出版局,2015年
訳書:フランソワ・ジュリアン『勢 効力の歴史――中国文化横断』知泉書館,2004年
アンヌ・チャン『中国思想史』(共訳)知泉書館,2010年
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