新刊
教育社会学のフロンティア 1

学問としての展開と課題

教育社会学の70年間の変化と成果,学問としての特徴,課題と展望を指し示す.執筆者=苅谷剛彦,広田照幸,矢野眞和,酒井朗ほか.

学問としての展開と課題
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著者 日本教育社会学会 , 本田 由紀 責任編集 , 中村 高康 責任編集
ジャンル 書籍 > 単行本 > 教育
シリーズ 教育社会学のフロンティア
刊行日 2017/10/11
ISBN 9784000261340
Cコード 0037
体裁 A5 ・ 並製 ・ カバー ・ 296頁
定価 本体3,200円+税
在庫 在庫あり
日本の教育社会学の70年間を振り返り,その変化と成果,学問としての特徴,課題と展望を指し示す.執筆者=広田照幸,苅谷剛彦,矢野眞和,酒井朗,中澤渉,北澤毅,久冨善之,今田絵里香,倉石一郎,仁平典宏,岡本智周,木村元,筒井美紀.
序 章 日本の教育社会学の七〇年……………中村高康

Ⅰ 教育社会学の再検討
 1 教育社会学と隣接諸学……………広田照幸
 2 〈近代化〉としての社会変動と教育──キャッチアップ型近代と教育社会学……………苅谷剛彦
 3 政策科学への遠い道……………矢野眞和
 4 教育社会学と教育現場──新自由主義の下での関係の模索……………酒井朗

Ⅱ 教育社会学の理論と方法
 5 教育社会学と計量分析──到達点と今後の展開……………中澤渉
 6 教育社会学における質的研究の展開──質的研究における一般化問題を考えるために……………北澤毅
 7 日本の教育社会学の理論──倫理問題と実証性……………久冨善之
 8 教育社会学と歴史研究──移動・選抜、社会史、ジェンダー史の観点から……………今田絵里香

Ⅲ 教育社会学の新たな課題
 9 「貧困」「ケア」という主題の学問への内部化──教育社会学における排除/包摂論の生成と残された課題……………倉石一郎
 10 アイデンティティ概念の構築主義的転回とその外部──ジェンダー・エスニシティ・若者・起源………………仁平典宏
 11 国家・ナショナリズム・グローバル化──国民国家と学校教育………………岡本智周
 12 少子高齢化社会と教育の課題──人口変動と空間変容に注目して……………木村元
 13 「変容する産業・労働と教育との結びつき」へのアプローチ……………筒井美紀

まとめと展望 教育社会学の「総合評価」の試み……………本田由紀
【編者】

本田由紀(ほんだ・ゆき)
1964年生.東京大学大学院教育学研究科教授.教育社会学.『多元化する「能力」と日本社会──ハイパー・メリトクラシー化のなかで』(NTT出版),『社会を結びなおす──教育・仕事・家族の連携へ』(岩波ブックレット)など.

中村高康(なかむら・たかやす)
1967年生.東京大学大学院教育学研究科教授.教育社会学.『進路選択の過程と構造──高校入学から卒業までの量的・質的アプローチ』(編著,ミネルヴァ書房),『大衆化とメリトクラシー──教育選抜をめぐる試験と推薦のパラドクス』(東京大学出版会)など.


【執筆者】

広田照幸(ひろた・てるゆき)
1959年生.日本大学文理学部教授.教育社会学.『教育システムと社会──その理論的検討』(共編,世織書房),『教育は何をなすべきか──能力・職業・市民』(岩波書店)など.

苅谷剛彦(かりや・たけひこ)
1955年生.オックスフォード大学教授.現代日本社会論,社会学.『階層化日本と教育危機──不平等再生産から意欲格差社会(インセンティブ・ディバイド)へ』(有信堂高文社),『教育と平等──大衆教育社会はいかに生成したか』(中公新書)など.

矢野眞和(やの・まさかず)
1944年生.東京工業大学名誉教授.社会工学,教育経済学.『大学の条件──大衆化と市場化の経済分析』(東京大学出版会),『教育劣位社会──教育費をめぐる世論の社会学』(共著,岩波書店)など.

酒井朗(さかい・あきら)
1961年生.上智大学総合人間科学部教授.教育臨床社会学,教育社会学.『進学支援の教育臨床社会学──商業高校におけるアクションリサーチ』(編著,勁草書房),『教育臨床社会学の可能性』(勁草書房)など.

中澤渉(なかざわ・わたる)
1973年生.大阪大学大学院人間科学研究科准教授.教育社会学,社会階層論.『なぜ日本の公教育費は少ないのか──教育の公的役割を問いなおす』(勁草書房),『格差社会の中の高校生──家族・学校・進路選択』(共編著,勁草書房)など.

北澤毅(きたざわ・たけし)
1953年生.立教大学文学部教授.教育社会学,逸脱行動論.『質的調査法を学ぶ人のために』(共編,世界思想社),『「いじめ自殺」の社会学──「いじめ問題」を脱構築する』(世界思想社)など.

久冨善之(くどみ・よしゆき)
1946年生.一橋大学名誉教授.教育社会学.『豊かさの底辺に生きる──学校システムと弱者の再生産』(青木書店),『日本の教師,その12章──困難から希望への途を求めて』(新日本出版社)など.

今田絵里香(いまだ・えりか)
1975年生.成蹊大学文学部准教授.教育社会学,ジェンダー研究.『「少女」の社会史』(勁草書房),『セクシュアリティの戦後史』(共編著,京都大学学術出版会)など.

倉石一郎(くらいし・いちろう)
1970年生.京都大学大学院人間・環境学研究科教授.教育社会学.『包摂と排除の教育学──戦後日本社会とマイノリティへの視座』(生活書院),『アメリカ教育福祉社会史序説──ビジティング・ティーチャーとその時代』(春風社)など.

仁平典宏(にへい・のりひろ)
1975年生.東京大学大学院教育学研究科准教授.社会学.『「ボランティア」の誕生と終焉──〈贈与のパラドックス〉の知識社会学』(名古屋大学出版会),『市民社会論──理論と実証の最前線』(共著,法律文化社)など.

岡本智周(おかもと・ともちか)
1971年生.筑波大学人間系(大学院人間総合科学研究科)准教授.教育社会学,共生社会学.『国民史の変貌──日米歴史教科書とグローバル時代のナショナリズム』(日本評論社),『共生の社会学──ナショナリズム,ケア,世代,社会意識』(共編著,太郎次郎社エディタス)など.

木村元(きむら・はじめ)
1958年生.一橋大学大学院社会学研究科教授.教育学,教育史.『日本の学校受容──教育制度の社会史』(編著,勁草書房),『学校の戦後史』(岩波新書)など.

筒井美紀(つつい・みき)
1968年生.法政大学キャリアデザイン学部教授.教育社会学,労働社会学.『就労支援を問い直す──自治体と地域の取り組み』(共編著,勁草書房),『殻を突き破るキャリアデザイン──就活・将来の思い込みを解いて自由に生きる』(有斐閣)など.
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