国語学史

平安~明治期の文人や国学者の探究を跡づけ日本語の本質に迫らんとする,高らかな宣言と豊饒なる成果.

国語学史
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著者 時枝 誠記
通し番号 青N110-4
ジャンル 書籍 > 岩波文庫 > 青(歴史・地理)
刊行日 2017/10/17
ISBN 9784003815045
Cコード 0181
体裁 文庫 ・ 320頁
定価 本体900円+税
在庫 在庫あり
日本語とはいかなる言語か? 『万葉集』『古事記』の注釈や,「てにをは」の役割,仮名遣いや表記法など,平安から明治期までの長い歴史のなかで,文人・国学者らが捉えてきた日本語の姿を明らかにする.西洋から移入された言語学の枠組みではなく,自前の「国語学史」から日本語の本質に迫らんとする時枝誠記(1900―67)の高らかな宣言とその豊饒なる成果.(解説=藤井貞和)
はしがき
はしがき(第十四刷改版)

第一部 序 説
 一 「国語」の名義
 二 国語学の対象
 三 国語学と国語学史との関係
 四 国語学史編述の態度
 五 明治以前の国語研究の特質と言語過程観
 六 国語学史の時代区劃と各期の概観

第二部 研究史
 第一期 元禄期以前
  イ 古代日本民族の国語に対する信仰
  ロ 古典の研究(解釈を目標とする語学)
  ハ 歌学ならびに連歌の作法(表現を目標とする語学)
  ニ 漢字漢語の学習ならびに悉曇学
 第二期 元禄期より明和安永期へ
  イ 上代文献の用字法の研究
  ロ 仮名遣の研究――語義の標識としての仮名遣観
  ハ 語義の研究――本義、正義の探求
  ニ 語法意識の発達
 第三期 明和安永期より江戸末期へ
  イ 用字法研究の展開
  ロ 仮名遣の研究と新仮名遣観の成立
  ハ 語義と文意の脈絡とについての研究
  ニ 語法研究の二大学派
  ホ 鈴木朖の両学派統一――用言の断続の研究
  ヘ 本居春庭の活用研究の継承と展開――用言における段の発見
  ト 僧義門の活用研究の大成――用言における活用形の成立
  チ 中古語法の研究と上代文献学との交渉
 第四期 江戸末期
  イ 語の分類の研究
  ロ 音義言霊学派
  ハ 語法研究の継承
  ニ 和蘭語研究と国語に対する新考察
 第五期 明治初年より現代に至る
  イ 国語国字改良の諸問題
  ロ 改良問題の調査機関と国語研究
  ハ 文典編纂の勃興
  ニ 口語文典の編纂と方言調査
  ホ 辞書の編纂
  ヘ 言語学の輸入と国語研究上の諸問題


著者著述目録
解 説――『国語学史』と『国語学原論』……………藤井貞和
索 引
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