物理入門コース 新装版

量子力学 Ⅱ

基本法則と応用

量子力学が納得できるよう丁寧に誘導したのち,具体的な問題への応用に必要な基本法則,基礎概念,計算方法を解説.

量子力学 Ⅱ
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著者 中嶋 貞雄
ジャンル 書籍 > 自然科学書 > 物理学
書籍 > シリーズ・講座・全集 > 物理入門コース 新装版
シリーズ 物理入門コース 新装版
刊行日 2017/12/05
ISBN 9784000298667
Cコード 3342
体裁 A5 ・ 並製 ・ 248頁
定価 本体2,600円+税
在庫 在庫あり
マクロな物理現象の基本法則として確立された力学や電磁気学に対し,量子力学は電子や原子のミクロな運動をあつかう.第I冊ではミクロな運動を支配する新たな物理法則が納得でき,新たな物理的直観が得られるように丁寧に誘導.第II冊では量子力学を具体的な問題に応用するのに必要な基本法則,基礎概念,計算方法を解説.
8 量子力学の基本法則
 8-1 量子力学的な状態と波動関数
 8-2 物理量と演算子
 8-3 物理量の測定値と演算子の固有値
 8-4 波動関数とベクトルのアナロジー
 8-5 固有関数の完全性
 8-6 物理量の平均値と演算子のエルミット性
 8-7 可換な演算子
 8-8 量子力学的状態の運動

9 物理量の行列表示
 9-1 演算子の行列表示
 9-2 行列の対角化
 9-3 調和振動子の場合
 9-4 ハイゼンベルク表示
 9-5 時間推進演算子
 9-6 ハイゼンベルクの運動方程式

10 軌道角運動量とスピン角運動量
 10-1 角運動量演算子の交換関係
 10-2 角運動量演算子の固有値
 10-3 軌道角運動量と球関数
 10-4 中心力場中の粒子
 10-5 水素類似原子の場合
 10-6 磁場中の電子
 10-7 電子のスピン
 10-8 スピンの数学的表現

11 摂動論
 11-1 定常状態の摂動論Ⅰ──縮退のない場合
 11-2 非調和振動子への応用
 11-3 定常状態の摂動論Ⅱ──縮退のある場合
 11-4 変分原理
 11-5 非定常状態の摂動論
 11-6 黄金則と散乱問題のボルン近似
 11-7 散乱断面積
 11-8 S行列とグリーン関数

12 多電子原子
 12-1 多粒子系の波動関数と演算子
 12-2 重心運動の分離
 12-3 ハートリー近似と原子軌道関数
 12-4 パウリ原理
 12-5 元素の周期表
 12-6 スピン-軌道相互作用
 12-7 角運動量の合成

13 分子と固体
 13-1 断熱近似
 13-2 2原子分子の振動と回転
 13-3 トンネル効果
 13-4 分子軌道法
 13-5 ハイトラー-ロンドン法
 13-6 固体電子のエネルギー・バンド
 13-7 金属,半導体,絶縁体

14 場の量子論
 14-1 電磁場の量子化
 14-2 光子の生成・消滅演算子
 14-3 電子と光子の相互作用ハミルトニアン
 14-4 光子の放出と吸収
 14-5 スペクトル線の自然幅
 14-6 電子の生成・消滅演算子
 14-7 電子場の量子化

さらに勉強するために
問題略解
索 引

 ☆コーヒー・ブレイク☆
  量子力学と数学
  行列表示の発見
  くり込み理論
  ファインマン・グラフ
  ラム・シフト
  電子と空孔
  中性子の寿命
中嶋貞雄(なかじま さだお)
1923‒2008年.静岡県生まれ.1945年東京大学理学部物理学科卒業.名古屋大学理学部教授,東京大学物性研究所教授・同所長,東海大学理学部教授を歴任.理学博士.専攻は物性理論.
著書に『量子の世界』(東京大学出版会),『超伝導入門』(培風館),『現代物理学の基礎物性II』(共著,岩波書店),『例解量子力学演習』(岩波書店),『超伝導』(岩波新書)など.
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