新刊

世界が,それを許さない.

海外での人道援助から犬の殺処分をゼロにする活動まで取り組む「ピースウィンズ・ジャパン」の20年.

世界が,それを許さない.
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著者 大西 健丞
ジャンル 書籍 > 単行本 > 社会
刊行日 2017/12/08
ISBN 9784000612388
Cコード 0036
体裁 四六 ・ 並製 ・ カバー ・ 208頁
定価 本体1,700円+税
在庫 在庫あり
1996年に設立のNPO「ピースウィンズ・ジャパン(PWJ)」.海外紛争地域などでの人道援助をしてきた団体だが,近年では犬の「殺処分をゼロ」にするプロジェクトに取り組む「ピースワンコ・ジャパン」の活動や,過疎地域の再生事業,国内災害の被災者支援でも脚光をあびている.創設者がPWJの20年間をレポート.スタジオジブリ発行『熱風』での連載に新たに加筆した一冊.
はじめに

【序】
なぜ僕はNGOをめざしたのか
 「ソフィアンでんねん」
 ボネット神父との出会いと,語学学校の立ち上げ
 父の介護に学ぶイギリス留学,初めてのクルディスタン
国際NGO,PWJ前期の活動
 「ピースウィンズ・ジャパン」の設立
 「ジャパン・プラットフォーム」設立を主導
 アフガニスタン人道支援と「復興支援国際会議」出席拒否
 イラク戦争下での支援

【1 海外援助から広島県・鞆の浦の町づくりへ】
鞆の浦の町並み保存
 埋め立て架橋問題
 坂本龍馬「いろは丸」事件と談判の家
 ポニョが鞆の浦を守る
瀬戸内海圏プロジェクト
 観光業での町づくり
 「千年航路」

【2 国内人道援助へ】
国内災害への取り組み
 「国内災害タスクフォース」を結成
 新潟県中越地震イオンとの提携
  帝人と共同開発したバルーンシェルター
  避難所登録
  未熟だったチームメーキング
地震とTSUNAMIへの備え
 古文書で知る津波の恐ろしさ
 インドネシア・スマトラ島沖地震
 袋井市と「災害時の支援協定」締結
 髙橋ヘリコプターサービスと提携

【3 転機】
資金難と試行錯誤のとき
 「株式会社 風の音舎」設立 2005年
 PWJ解散の危機 2006年
 豊島でのヴィラの建設と結婚 2007年
 「災害即応パートナーズ」発足(2008年)から「Civic Force」(2009年)へ
 PWJの責任者を外れる
イラクで原点回帰ソーシャル・ビジネスの出発点

【4 東日本大震災からの教訓】
記録・東日本大震災
 2011・3・11
 3・13
 3・15
 3・18
 メルトダウン
 ロジとマッチング
 SNSのインパクト
 離島航路を復活させる
 「A─PAD」の設立継続する支援

【5 「ピースワンコ・ジャパン」プロジェクトと広島県神石高原町】
保護犬事業と本部移転
 神石高原町へ移住
 災害救助犬の育成
 「ピースワンコ・ジャパン」プロジェクト
 PWJ本部移転
 広島土砂災害と災害救助犬「夢之丞」
 ふるさと納税でクラウドファンディング

【6 「殺処分ゼロ」へ】
人と動物が共生する社会
 「神石高原ティアガルテン」オープン
 「殺処分ゼロ」宣言
 熊本地震
  救助犬出動
  ペット同伴の避難所
  内閣府,ヤフーとの提携
  中期的な避難所運営

【7 現代美術,伝統工芸,そして広がる“ピースワンコ”】
行政,企業,NPO──組織の壁を越える
 リヒター・プロジェクト
 佐賀市に新事務所開設,伝統工芸の支援
 「日経ソーシャルイニシアチブ大賞」受賞
 前進する「ピースワンコ・ジャパン」
  「ティアハイム」の開設
  「PRODOGスクール」の開校
  SEKAI NO OWARI との共同プロジェクト

【PWJ20年の歩みとこれから―─「設立20周年感謝の集い」より】

あとがき
PWJ20年史
大西健丞(おおにし けんすけ)
1967年大阪市生まれ.上智大学文学部新聞学科を卒業後,英国ブラッドフォード大学大学院に留学し,紛争解決,人道介入を学ぶ.在学中,イラク北部・クルド人自治区での欧米のNGOなどの活動に感銘を受け,NGOへの就職を志す.1996年,ピースウィンズ・ジャパン設立.イラク北部・クルド人自治区での支援事業を始める.2000年,資金調達に苦しむ日本のNGOの状況改善のためにジャパン・プラットフォームの設立に参画,初代評議会議長に就任.2003年に国内災害への対応を始め,新潟県中越地震,東日本大震災などの被災者支援をおこなう.その経験をいかし,災害即応パートナーズ(現シビックフォース)発足(2008年).さらにアジアの災害に対する相互支援国際機関アジアパシフィックアライアンスを2012年に設立しCEOに就任.ダボス ヤング・グローバル・リーダーにも選出される.現在は,犬の殺処分ゼロをめざすピースワンコ・ジャパンの活動などにも力を注いでいる.著書に『NGO、常在戦場』(徳間書店)がある.
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