ブータンの瘋狂聖 ドゥクパ・クンレー伝

型破りの言行で仏教を説いたブータンを代表する遊行僧ドゥクパ・クンレー.その痛快なる逸話集.

ブータンの瘋狂聖 ドゥクパ・クンレー伝
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著者 ゲンデュン・リンチェン , 今枝 由郎
通し番号 青344-1
ジャンル 書籍 > 岩波文庫 > 青(歴史・地理)
刊行日 2017/12/15
ISBN 9784003334416
Cコード 0122
体裁 文庫 ・ 240頁
定価 本体720円+税
在庫 在庫あり
「瘋狂聖(ひじり)」の名を冠されるドゥクパ・クンレー(1455―1529)は,今なおブータン人に賛仰される遊行僧.本来の仏教から堕落し、形骸化した教団を痛烈に批判、奔放な振る舞いとユーモアで民衆に仏教の真理を伝えた。型破りの遍歴,奇行の逸話集は,ブータン仏教を知るための古典である.初めての翻訳に詳細な注解を付した.
序(ドルジェ・ワンモ・ワンチュック)
凡 例
地 図

口 上
 一 はじめに
 二 要 点
 三 なじまないもの
 四 この物語を読む資格のある人

一章 家系と瘋狂
 一 家 系
 二 出家と修行
 三 瘋狂聖となり母に目合いを迫る
 四 ラサでの酒と女談義
 五 女の品定め
 六 コンポ小町スムチョクマとの法縁と身縁
 七 尼僧ツェワン・ペルゾムとの間に子をもうける
 八 他の尼僧たちがドゥクパ・クンレーの子供を産んだと偽る

二章 中央ブータン訪問
 一 ブムタンのクジェ・ラカン寺院での事蹟
 二 テルトン(埋蔵宝典発掘僧)ペマ・リンパとの出会い

三章 西ブータンでの事蹟(一)
 一 ブータンに向け矢を放つ
 二 矢はテ地方のツェワンの家に当たる
 三 オドの悪魔退治
 四 シンカラプの魔女退治
 五 百歳の老婆を虹の体にする
 六 老婆アキを浄土に送る
 七 ガンタカのラマ・ツェワンの新築祝い
 八 ゴンサカのランデュ退治
 九 ハゾン・ルンパの魔女退治
 一〇 チャダナでツェワンの妻ノルゾムを寝取る
 一一 ルンダム・ゴンマの魔女とシタル・ドゥギェー爺や
 一二 ドチュ・ラ峠の悪魔退治
 一三 魔女ロンロン・デュモ退治
 一四 オラの老人テンジン
 一五 チメ・ラカン堂の建立

四章 西ブータンでの事蹟(二)
 一 タキンの起源
 二 ブータン人への説法
 三 クンサンリンの妖怪退治
 四 キュンセ小町ギェルゾム
 五 シャ小町クンサンモ
 六 オチェ小町ゲキ・ペルモ
 七 ゴポ・ラマの母を浄土に送る
 八 ペレ・ラ峠から引き返す
 九 キュンセ小町ギェルゾムの許に戻る
 一〇 一本足の鶏の起源
 一一 パンユル・ゴンパの聖なる岩清水
 一二 プナカ・ゾン建立の予言と上ゴン小町サンモ・アゾム
 一三 ディムタンの夫婦とその子孫の繁栄
 一四 魔女ロンロン・デュモの再退治
 一五 パチャン小町ナムカ・ドンマとの法縁と身縁
 一六 ネニンの悪魔退治
 一七 バベサ小町サンモ・チョゾム
 一八 チャダナに戻る

五章 西ブータンでの事蹟(三)
 一 ジリガンで聖水を授ける
 二 ジリガンでの説法
 三 カービ仏塔
 四 上ゴンでの酒供養
 五 ンガワン・チョギェルとの神通力比べ
 六 タオナの水不足
 七 金の桶と清水
 八 魚 堂
 九 ノルゾムとンガワン・テンジンとの最後の別れ
 一〇 チャンガンカのラマ・ペンジョル
 一一 ゴンツェガンの荒れ地
 一二 ツァルナのドンドゥプ・サンモ
 一三 パチャン小町ナムカ・ドンマとの再会
 一四 チェディンカの惨事
 一五 サムテン・ツェモの法主の娘
 一六 ラルンに戻る
 一七 最 期

結 び
 一 慶 賀
 二 吉 祥
 三 回 向

解 説(今枝由郎)

書評情報

読売新聞(朝刊) 2018年2月18日
中外日報 2018年1月19日
週刊文春 2018年2月1日号
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