定本 漱石全集 第10巻
道草
遠い国から帰ったばかりの健三が雨の日に出会う思いがけない人――ある男の日常に,突然立ち現れる過去の影とは.
ジャンル | 書籍 > シリーズ・講座・全集 > 定本 漱石全集 |
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シリーズ | 定本 漱石全集 |
刊行日 | 2017/12/08 |
ISBN | 9784000928304 |
Cコード | 0393 |
体裁 | 四六 ・ 上製 ・ 函入 ・ 462頁 |
定価 | 4,400円 |
在庫 | 在庫僅少 |
遠い国から帰ってきたばかりの健三が,ある小雨の日に出会ったのは思いがけない人だった――論理(ロジック)を重んじるがゆえに孤独で,妻や親戚との関係に悩む男の日常に,突然立ち現れる過去の自分の影法師.漱石自身の体験をモチーフとしながらも,過去と現在,愛と孤独を描き,小説として純度高く昇華させた晩年の作.長島裕子氏による新注解.