岩波現代全書

「論理」を分析する

基礎的な内容を丁寧に見て論理学の組み立てを明確に示し,関係する哲学的議論の初歩的な見通しを与える.

「論理」を分析する
このエントリーをはてなブックマークに追加
著者 八木沢 敬
通し番号 111
ジャンル 書籍 > 岩波現代全書 > 哲学
シリーズ 岩波現代全書
刊行日 2018/01/18
ISBN 9784000292115
Cコード 0310
体裁 四六 ・ 並製 ・ カバー ・ 208頁
定価 本体1,900円+税
在庫 在庫あり
論理学とはわたしたち人間の本質の一部である理性(推論する能力)を導く規則を,一般的なかたちで体系化したものだ.本書は,テクニカルな内容に深入りすることなく,論理学の基礎的な部分を丁寧に見ることで,その組み立てを明確に示し,あわせて,論理学に深くかかわる哲学的な議論について,初歩的な見通しを与える.
はじめに

第1章 心と論理
 1 「感じる」と「考える」
 2 「こう考える」と「こう考えるべき」

第2章 否定すると矛盾する
 1 意味だけで真になる
 2 論理の言葉の意味だけで真になる
 3 「同一だ」は論理の言葉
 4 同一性の文の分析性
 5 必然と不可能

第3章 演繹論理
 1 「たぶん」と「絶対」
 2 推論いろいろ
 3 因果関係ではない
 4 「かつ」
 5 「または」
 6 「ではない」
 7 「ならば」
 8 真理関数でない「ならば」
 9 「すべての」
 10 「がある」
 11 いい推論
 12 ヴェン図

第4章 健全と完全
 1 モデル
 2 単純文
 3 意味は無視
 4 完全性の証明

第5章 形而上学なし
 1 現実からの離脱
 2 リアリティーとの対応 
 3 思考無用

第6章 決定不可能

第7章 造反 
 1 仮定とルール
 2 第三の真理値
 3 真理の程度
 4 真かつ偽
 5 真理値なし
 6 フリー論理
 7 完璧者の存在

第8章 「すべて」と「少なくとも一つ」
 1 時間・場所・人
 2 可能世界とアクセス
 3 アクセス関係の諸性質
 4 パラメーターの存在論
 5 リアリスティックな「世界」概念
 6 同一者か対応者か
 7 過去・現在・未来

第8章 使えればいい
 1 発明
 2 道具
 3 リアリズム
 4 想像できない

あとがき
八木沢敬(やぎさわ たかし)
1953年生.プリンストン大学大学院修了(Ph.D. 1981).現在,カリフォルニア州立大学ノースリッジ校哲学科教授.専攻:形而上学,言語哲学,心の哲学.著書:Worlds and Individuals, Possible and Otherwise(Oxford UP, 2010).『分析哲学入門』(2011),『意味・真理・存在』(2013),『神から可能世界へ』(2014),『『不思議の国のアリス』の分析哲学』(2016,以上いずれも講談社),『「正しい」を分析する』(2016,岩波書店)など.

この商品に関するお知らせ

ページトップへ戻る