一橋大学経済研究叢書 65

製品アーキテクチャと人材マネジメント

中国・韓国との比較からみた日本

中国・韓国企業との競争の中で日本の情報通信技術関連企業はなぜ苦戦するのか.詳細な国際比較から日本企業再生の処方箋を示す.

製品アーキテクチャと人材マネジメント
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著者 都留 康
ジャンル 書籍 > 単行本 > 経済
書籍 > シリーズ・講座・全集
シリーズ 一橋大学経済研究叢書
刊行日 2018/02/21
ISBN 9784000099264
Cコード 3333
体裁 A5 ・ 並製 ・ カバー ・ 224頁
定価 本体5,200円+税
在庫 在庫あり
中国・韓国企業との競争の中で,日本企業が苦戦している原因は何か.三か国の企業の製品開発の実際,製品開発過程における知識創造・移転を担うエンジニアの人材マネジメントとエンジニア個人の行動が成果(生産性)に及ぼす影響などを,詳細に国際比較することで,日本企業再生の方向性を明確に示す.
序章 製品アーキテクチャと人材マネジメントをなぜ問題にするか
 1本書の問題意識
 2本書のアウトライン

第1章 製品アーキテクチャと企業内コーディネーション――理論と実証
 第1節 はじめに
 第2節 理論的枠組み
 第3節 実証戦略
  1 データ/2 実証戦略と鍵となる変数
 第4節 推定結果
 第5節 結論と経営に対する含意
 補 論

第2章 製品アーキテクチャと人材マネジメント――企業レベルでの日中韓比較
 第1節 はじめに
 第2節 調査の方法とデータの説明
 第3節 製品アーキテクチャと人材マネジメント――3か国の概観
  1 製品アーキテクチャ/2 人材マネジメント
 第4節 補完性は存在するか――計量経済分析
  1 補完性の定義/2 等高線図による観察/3 推定戦略と結果/4 結果の解釈と追加的分析
 第5節 おわりに

第3章 製品開発プロセスにおける問題発生と解決行動――エンジニア個人レベルでの日中韓比較
 第1節 はじめに
 第2節 先行研究の展望と分析課題の設定
  1 問題解決活動としての製品開発/2 分析課題
 第3節 調査の方法とデータの説明
 第4節 製品開発プロセスとエンジニアの仕事
 第5節 製品開発プロセスにおける問題発生と解決行動
  1 自らの担当業務内で発生した問題と解決行動/2 自らの担当業務外で発生した問題と解決行動
 第6節 問題解決行動と開発成果
  1 個人の開発成果と組織の開発成果/2 開発成果の計量分析
 第7節 考察
 第8節 おわりに

第4章 製品開発におけるアイデア創出,コンセプト策定,および人材マネジメント――企業レベルでの日中韓比較
 第1節 はじめに
 第2節 調査の方法とデータの説明
 第3節 上流工程の構造
 第4節 担当者間コミュニケーションの状況
 第5節 外部情報の取り込み方
 第6節 製品コンセプトの策定者と策定方法
 第7節 人材マネジメント
 第8節 おわりに

第5章 製品開発における上流工程管理と人材マネジメント――開発成果に対する効果の検証
 第1節 はじめに
 第2節 先行研究の展望と仮説の設定
  1 製品開発論における上流工程への注目の高まり/2 製品開発成果を高める組織的要因/3 分析課題と仮説
 第3節 分析戦略と推定結果
 第4節 結果の解釈
 第5節 おわりに

第6章 企業内コミュニケーション・ネットワークが生産性に及ぼす効果――ウェアラブルセンサを用いた定量的評価
 第1節 はじめに
 第2節 先行研究の展望と仮説の設定
 第3節 調査対象企業と調査方法
  1 調査対象企業/2 対面コミュニケーションの計測
 第4節 事業所におけるコミュニケーション・ネットワーク
 第5節 計量経済分析
  1 分析戦略/2 推定結果/3 考察
 第6節 おわりに

終章 日本は,日本企業はどうすべきなのか
 1 日本の研究開発活動の国際的位置
 2 日本の強み
 3 日本の弱み
 4 日本はどうすべきなのか

あとがき
参考文献
索 引
都留 康(つる・つよし)
1982年一橋大学大学院経済学研究科単位取得退学(経済学博士).同年一橋大学経済研究所専任講師,85年同助教授.95年同教授,専攻は人事経済学,人材マネジメント,労働経済学.2005-06年カリフォルニア大学バークレー校経済学部フリーマン招聘教授.
主な著書・論文に
 ・『世界の工場から世界の開発拠点へ』(共編著,東洋経済新報社,2012年),
 ・『日本企業の人事改革』(共著,東洋経済新報社,2005年),
 ・『労使関係のノンユニオン化』(単著,東洋経済新報社,2002年),
 ・“Incentives and Gaming in a Nonlinear Compensation Scheme: Evidence from North American Auto Dealership Transaction Data,”Evidence-based HRM, Vol.3, Issue3,2015(共著,Emerald Literati Newtworkより優秀論文賞受賞),
などがある.
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