大逆事件

死と生の群像

天皇制国家が生み出した最大の思想弾圧「大逆事件」.巻き込まれた人々の死と生を描き出し,日本史の暗部を現代に照らし出す.

大逆事件
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著者 田中 伸尚
通し番号 社会307
ジャンル 書籍 > 岩波現代文庫 > 社会
刊行日 2018/02/16
ISBN 9784006033071
Cコード 0121
体裁 A6 ・ 並製 ・ カバー ・ 480頁
定価 本体1,340円+税
在庫 在庫あり
近代日本が植民地帝国へと突き進むなか,天皇制の名のもとに起こされた最大の思想弾圧「大逆事件」.巻き込まれた人々の死と生,遺族の苦しみ,そして権力に抗う民衆の姿.100年の時を経て綴られる群像劇が日本史の暗部を照らし出す.日本エッセイスト・クラブ賞を受賞した話題作に,刊行後の取材の成果を「補記」として収録.(解説=田中優子)
プロローグ 凍土の下
1 かなしき「テロリスト」
2 縊られる思想
3 海とさだめししづく
4 死者たちの声
5 謀叛論――慰問
6 宿命
7 抵抗
8 宗教と国家
9 傷痕
10 いごっそう
11 再審請求
12 攻防
13 疑惑
14 エピローグ 希望

 あとがき
 補記 一〇〇年以後新たなステージへ
 解説 「大逆連鎖」を起こさない未来へ……………田中優子
 主な参考文献
 明治大逆事件で起訴された二六人
田中伸尚(たなか のぶまさ)
1941年東京生まれ.新聞記者を経て,ノンフィクション作家.『ドキュメント 憲法を獲得する人びと』(岩波書店)で第8回平和・協同ジャーナリスト基金賞.本書単行本で第59回日本エッセイスト・クラブ賞.著書に『飾らず,偽らず,欺かず 管野須賀子と伊藤野枝』『囚われた若き僧 峯尾節堂 未決の大逆事件と現代』(以上,岩波書店),『ドキュメント昭和天皇』(全八巻,緑風出版),『反忠 神坂哲の72万字』(一葉社),『これに増す悲しきことの何かあらん』(七つ森書館),『不服従の肖像』(樹花舎)など個人の自由と国家の関係を問う著書多数.

書評情報

徳島新聞 2018年5月27日
琉球新報 2018年5月6日
公明新聞 2018年3月12日
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