新刊

ベルルスコーニの時代

崩れゆくイタリア政治

ポップなカリスマ? おそるべきその実像

ベルルスコーニの時代
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著者 村上 信一郎
通し番号 新赤版 1705
ジャンル 書籍 > 岩波新書 > 政治
刊行日 2018/02/20
ISBN 9784004317050
Cコード 0231
体裁 新書 ・ 256頁
定価 本体840円+税
在庫 在庫あり
大衆的な人気に支えられ,マフィアと癒着し,メディアを買収する……民主主義の復興を模索するイタリアに,新たな腐敗の構図を生み出したシルヴィオ・ベルルスコーニ.彼はトランプにも先駆けたポピュリスト政治家だったのか.現在にも至る政治的迷走をもたらしたスキャンダラスな政治家の実像に迫る.
はじめに

第1章 実業界の覇者
 1 ミラノ人として生まれて
 2 不動産建設業界の新興成金
 3 アルコレ邸をめぐる秘話
 4 民間テレビ業界の覇者へ

第2章 闇を支配する
 1 シンドーナ事件とフリーメイソン秘密結社P2
 2 メディア帝国
 3 北部同盟
 4 マフィア

第3章 政治の覇者へ
 1 一九九二年の危機
 2 ベルルスコーニの政界出馬
 3 フォルツァ・イタリア

第4章 長い過渡期――模索するイタリア
 1 「第一共和制」の終焉――一九九四年総選挙
 2 ベルルスコーニ政権の誕生と崩壊
 3 ロマーノ・プローディと『オリーヴの木』
 4 「オリーヴの木」中道左派政権の誕生
 5 「オリーヴの木」の自殺

第5章 ポップなカリスマ――長期政権
 1 ベルルスコーニの復活――カリスマなき指導者の時代の始まり
 2 「イタリアをまかせてよいのか」――二〇〇一年五月一三日総選挙
 3 「盗賊支配体制」の成立――第二次ベルルスコーニ政権
 4 「ああ,奴隷となりはてたイタリア」

終 章 《パルティートクラツィア》から《ポルノクラツィア》へ

あとがき
村上信一郎(むらかみ しんいちろう)
1948年神戸に生まれる.神戸大学大学院法学研究科博士課程修了.博士(法学).
現在―神戸市外国語大学名誉教授
著書―『権威と服従――カトリック政党とファシズム』(名古屋大学出版会),『三つのデモクラシー』(共著,岩波書店),『EUのなかの国民国家』(共著,早稲田大学出版部),『日本社会党』(共著,日本経済評論社),『幻影のローマ』(共著,青木書店),『民主党政権は何をなすべきか』(共著,岩波書店),『近代ヨーロッパとキリスト教』(共著,勁草書房)など
訳書―A.パーネビアンコ『政党――組織と権力』(ミネルヴァ書房),S.コラリーツィ『イタリア20世紀史――熱狂と恐怖と希望の100年』(監訳,名古屋大学出版会),M.カリーゼ『政党支配の終焉――カリスマなき指導者の時代』(法政大学出版局)など
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