世界 2018年3月号

【特集1:辺野古新基地はつくれない】【特集2:中東・新たな危機】

世界 2018年3月号
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ジャンル 雑誌 > 世界 > 定期号
刊行日 2018/02/08
■特集:辺野古新基地はつくれない

 在日米軍海兵隊の最新鋭基地の建設がもくろまれる沖縄県名護市,辺野古.
 日本政府は,危険性の高い海兵隊普天間基地を撤去する「唯一の解決策」が辺野古新基地だと繰り返し,新基地を拒む沖縄の民意を一顧だにせず,抗議を弾圧し,工事を強行している.
 憲法を無視し,アメリカにおもねり,平和主義を捨て,強権を振りかざし,環境を破壊し,地方自治を踏みにじる――安倍政権の最悪の面が凝縮されて現れているのが,この問題にほかならない.
 「工事着工」,「本体工事着工」といった政府発表が続き,すでに後戻りのできない局面に入ったと思わせる報道も少なくない.しかし,工事が進むほどにはっきりしつつあることは,新基地を拒む声が弱まりはしないということ,そして,この巨大土木事業の不可能性である.
 本特集が刊行される時には,辺野古を擁する名護市の市長選結果も明らかになっているだろう.辺野古新基地をめぐる現在のリアルな状況と情勢を特集する.
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┃特集1┃反貧困の政策論
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〈建設の不可能性〉
辺野古新基地建設はいずれ頓挫する――工事の現状と問題点
北上田 毅(沖縄平和市民連絡会)

〈インタビュー〉
私たちの勝利は揺るがない――基地建設は窮地に追い込まれている
山城博治

〈ルポ〉
新基地建設と人々(上)――名護市長選挙に蠢く“基地マフィア”                                
野中大樹(ルポライター)


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┃特集2┃中東・新たな危機
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〈座談会〉
中東の地殻変動をどう見るか       
栗田禎子(千葉大学)×長沢栄治(東京大学)×黒木英充(東京外国語大学)×
高橋和夫(放送大学)×臼杵陽(日本女子大学)

〈主権国家を越えて〉
絶対的統治とイスラム的公正――トルコの針路を読み解く                                   
内藤正典(同志社大学)

〈「占領」とは何か〉
「エルサレム」を乞う人々――彷徨える城郭都市                                                                          
小田切拓(ジャーナリスト)

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◆注目記事
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〈ルポ〉
職業としての保育園(下)――株式会社立保育園                                                                                                
小林美希(フリージャーナリスト)

〈阪田論文への応答〉
自衛権の根拠は何に求めうるか――改憲に立憲主義の「回復」を期待できるか                                                                                                                                                                                           
内田雅敏(弁護士)

〈「平和の党」の苦悩〉
斜陽の公明党がカギを握る「安倍改憲」             
中野 潤(ジャーナリスト)

〈ロシアはどう生きるか〉
プーチン再選とユーラシア国家の命運                                                      
西谷公明(国際経済研究所)

〈報告〉
サブサハラ・アフリカの成長可能性と課題                                   
白戸圭一(三井物産戦略研究所)

〈シンポジウム〉
翻訳という創造空間                             
柴田元幸(東京大学名誉教授)×野崎 歓(東京大学)×松永美穂(早稲田大学)×
和田忠彦(東京外国語大学名誉教授) 司会=山口裕之(東京外国語大学)

〈対談〉
沈黙を聞くということ――インドと沖縄   
ウルワシ ブタリア(ズバーンCEO)×小野正嗣(小説家)

〈波紋を呼んだ「最後の判決」〉
旧ユーゴスラビア戦犯法廷が遺したもの――24年の「正義と分断」        
長 有紀枝(立教大学)

〈追悼〉
宋神道の人生譚――戦場と「慰安所」の極限を生き抜いた在日女性                                        
川田文子(ジャーナリスト)

〈読者投句〉
岩波俳句                                                                                                                                                                                       
選・文=池田澄子(俳人)

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◇世界の潮
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◇日韓合意の再検証――「慰安婦問題」の「解決」とは                                                            
川上詩朗

◇南北対話から朝鮮半島非核化への道すじ                                                                        
木宮正史

◇「犯行時少年の死刑執行」が投げかけるもの                                                                
後藤弘子

◇日本の失われた品格と品質―― 相次ぐ企業不祥事の背景                                            
赤木昭夫

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●連載
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●【新連載】第1回
パチンコ哀歌(エレジー)――産業としての黄昏                                                                                     
古川美穂(フリーライター)

●【新連載】第1回
新語解題――共用品                                                                                                                                
星川安之

●神を捨て,神になった男 確定死刑囚・袴田巖【第13回】
――「直接謝りたい」
青柳雄介(ジャーナリスト)

●トランプのアメリカに住む【3】
ハーバードで教える
吉見俊哉(東京大学)

●アパレル興亡【第7回】
黒木 亮(作家)

●日没【第7回】(作家)
桐野夏生(作家)

●私的小豆島名所【その33】
内澤旬子(イラストルポライター)

●それぞれの出ウチナー記 海を越えるアイデンティティー【第7話】
――銃剣とブルドーザーに追われて                                   
三山 喬(ジャーナリスト)

●中国新建築文化論【第11回】
南京中山陵――国父・孫文を記念する                                                                                                  
市川紘司(東京藝術大学助手)

●片山善博の「日本を診る」【第100回】
「平成三〇年度与党税制改正大綱」から読み取れる政治の劣化(その二)                    
片山善博(早稲田大学)

●メディア批評【第123回】
神保太郎(ジャーナリスト)

●原発月報――(17・12~18・1)
福島原発事故記録チーム

●脳力のレッスン【191】
ロシア史における「タタールの軛」とプーチンに至る影
――17世紀オランダからの視界(その47)
寺島実郎

●世界論壇月評
朱建栄・竹田いさみ・吉田文彦・石郷岡建

●ドキュメント激動の南北朝鮮(247)――(17・12~18・1)
編集部

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○グラビア
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○グラビア――ボコ・ハラムの被害者たち                                                                                                                                   
パオロ・ペレグリン(フォト・ジャーナリスト)

○A SHOT OF THE WORLD

○表紙の言葉
鈴木邦弘(写真家)

○表紙写真= 鈴木邦弘 デザイン= 赤崎正一+ 佐野裕哉

○グラビアについて(公募規定)

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◇編集後記
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