岩波ブックレット

「北朝鮮の脅威」のカラクリ

変質する日本の安保政策

北朝鮮の脅威を煽りながら,大きく変質しつつある安保政策の実態を暴き,危機回避のための政策を問う.

「北朝鮮の脅威」のカラクリ
このエントリーをはてなブックマークに追加
著者 半田 滋
通し番号 979
ジャンル 書籍 > 岩波ブックレット > 戦争と平和
シリーズ 岩波ブックレット
刊行日 2018/03/06
ISBN 9784002709796
Cコード 0336
体裁 A5 ・ 並製 ・ 64頁
定価 本体520円+税
在庫 在庫あり
ミサイル発射実験を繰り返し,核開発へ突き進む北朝鮮.米国による圧力も強まり,緊張状態が続く.こうした中,日本政府は,Jアラートによる避難勧告など,無意味な対応でひたすら脅威を煽りながら,軍備増強やさらなる対米従属を進めている.変質する安保政策の実態を鋭く暴き,危機を回避するために真に必要な政策を問う.
はじめに――無意味な「危機対応」
 無意味な内閣府の広報/避難訓練は有効か/煽られる危機意識

第1章 挑発を続ける北朝鮮――その軍事力と危機の顕在化
 金正恩の北朝鮮/先軍政治の実態/繰り返されるミサイル発射実験/核開発への道のり/朝鮮半島危機/一転して対米支援を決定した日本政府

第2章 「北朝鮮の脅威」に対処しているのか――恣意的で空虚な安保政策
 ミサイル発射で強化される日本の防衛力/弾道ミサイル防衛システムを導入/離島防衛に利用されたミサイル防衛システム/防衛省が行う印象操作/「敵基地攻撃能力」を保有へ/核兵器禁止条約に不参加の日本

第3章 「北朝鮮の脅威」にどう向き合うか
 北朝鮮の狙いをどう読むか/せめぎ合う米国と北朝鮮/日本に波及する戦争/九州と中国地方が「狙われる」/原発は攻撃されない?/押し寄せる難民/戦争は避けなければならない
半田 滋(はんだ しげる)
東京新聞論説兼編集委員,獨協大学非常勤講師,法政大学兼任講師.
1955年栃木県生まれ.下野新聞社を経て,91年中日新聞社入社.92年から防衛庁取材担当.東京新聞編集局社会部記者,編集委員を経て,2011年11月より論説委員兼務.93年防衛庁防衛研究所特別課程修了.07年,東京新聞・中日新聞連載の「新防人考」で第13回平和・協同ジャーナリスト基金賞(大賞)を受賞.著書に『「戦地」派遣 変わる自衛隊』(2009年度JCJ賞),『日本は戦争をするのか』(以上,岩波新書),『零戦パイロットからの遺言』『「僕たちの国の自衛隊に21の質問』(以上,講談社),『集団的自衛権のトリックと安倍改憲』(高文研),『防衛融解 指針なき日本の安全保障』(旬報社)など.

書評情報

しんぶん赤旗 2018年3月18日
ページトップへ戻る