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ライシテから読む現代フランス

政治と宗教のいま

フランスはいま政治と宗教,共生と分断のはざまで揺れている.「ライシテ」の共和国の未来が世界を占う.

ライシテから読む現代フランス
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著者 伊達 聖伸
通し番号 新赤版 1710
ジャンル 書籍 > 岩波新書 > 政治
刊行日 2018/03/20
ISBN 9784004317104
Cコード 0231
体裁 新書 ・ 256頁
在庫 在庫あり
数々のテロ事件を受け,フランスはいま政治と宗教,共生と分断のはざまで揺れている.国内第二の宗教であるイスラームとの関係をめぐり大統領選挙の主要争点ともなったライシテとは何か.憲法1条が謳う「ライックな(教育などが宗教から独立した,非宗教的な,世俗の)共和国」は何を擁護しうるのか.現代の難題を考える.
序 章 共生と分断のはざまのライシテ
 1 揺れる共和国――テロ事件と大統領選挙から
 2 なぜ,いまライシテなのか

第1章 ライシテとは厳格な政教分離のことなのか
 1 分離から承認へ
 2 右傾化と治安の重視
 3 同性婚反対運動とカトリック
 4 キリスト生誕の模型とカト= ライシテの論理
 5 託児所のヴェールとライシテの宗教化

第2章 宗教的マイノリティは迫害の憂き目に遭うのか
 1 シャルリ・エブド事件からヴォルテールの『寛容論』へ
 2 カラス事件とプロテスタント
 3 ドレフュス事件とユダヤ人
 4 スカーフ事件とムスリム
 5 反復と差異

第3章 ライシテとイスラームは相容れないのか
 1 ヴェールを被る理由,被らない理由
 2 フェミニズムとポストコロニアリズム
 3 「原理主義」と括られる潮流
 4 「フランスのイスラーム化」か「イスラームのフランス化」か
 5 フランスで開花するイスラームの可能性

終 章 ライシテは「フランス的例外」なのか
 1 ライシテを「脱フランス化」する
 2 日本のライシテ

参考文献
あとがき
伊達聖伸(だてきよのぶ)
1975年仙台市生まれ.東京大学文学部卒業.
フランス国立リール第三大学博士課程修了(Ph.D.)
現在―上智大学外国語学部フランス語学科准教授
専攻―宗教学・フランス語圏地域研究
著書―『ライシテ,道徳,宗教学』(勁草書房)『社会統合と宗教的なもの』『共和国か宗教か,それとも』(以上,共編著,白水社)ほか

書評情報

日本経済新聞(朝刊) 2018年6月9日
週刊文春 2018年5月24日号
徳島新聞 2018年5月20日
読売新聞(朝刊) 2018年5月13日
山梨日日新聞 2018〉年5月13日
沖縄タイムス 2018年5月12日
熊本日日新聞 2018年5月6日
朝日新聞(朝刊) 2018年4月14日

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