ヨーロッパ・デモクラシー 危機と転換

EU加盟国間の経済格差,移民・難民問題,英国のEU離脱などの危機の諸相と転換への途を論じる.

ヨーロッパ・デモクラシー 危機と転換
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著者 宮島 喬 , 木畑 洋一 , 小川 有美
ジャンル 書籍 > 単行本 > 政治
刊行日 2018/04/19
ISBN 9784000254717
Cコード 0031
体裁 四六 ・ 上製 ・ カバー ・ 296頁
定価 本体2,800円+税
在庫 在庫あり
いまヨーロッパでは,統合の進展と並行して,EU加盟国間の経済格差,移民・難民問題,そして英国のEU離脱など様々な混乱が生じている.第一線の論者が今日の危機の諸相と転換への途を論じる.執筆=宮島喬,木畑洋一,小川有美,大西楠テア,若松邦弘,中野裕二,中田瑞穂,森井裕一,浜井祐三子,森千香子,若林広,浪岡新太郎.
はしがき
略語表

序 章  ヨーロッパ・デモクラシーの「危機」?──社会的政治的文脈とその転換‥‥‥宮島 喬


Ⅰ ヨーロッパ ・ デモクラシーの展開と課題

第1章 難民危機後のドイツ・デモクラシー──民主的正統性と連邦憲法裁判所‥‥‥大西楠テア

第2章 「普通の人」の政治と疎外── EU問題をめぐるイギリス政党政治の困難‥‥‥若松邦弘

第3章 〈共和国的統合〉とフランス── 包摂と排除の政治‥‥‥中野裕二

第4章 東中欧における「デモクラシーの後退」──イリベラル政権とEUの課題‥‥‥中田瑞穂


Ⅱ 移民・難民受け入れの政治と排外ポピュリズム

第5章 ドイツの移民・難民政策──「移民国」の苦悩‥‥‥森井裕一

第6章 多文化主義と福祉排外主義(ウェルフェア・ショービニズム)の間── オランダ,スウェーデン,デンマーク‥‥‥小川有美

第7章 排外主義とメディア── イギリスのEU残留・離脱国民投票から考える‥‥‥浜井祐三子

第8章 政治的行為としての「暴動」──パリ郊外移民集住地域の政治変容‥‥‥森 千香子


Ⅲ 開かれたヨーロッパ ・ デモクラシーへ

第9章 ヨーロッパ統合の進展と危機の展開── 現代スペイン政治から考える‥‥‥若林 広

第10章 信仰の自由とアイデンティティの保持に向かって──フランスにおける移民系マイノリティとイスラーム学校の開設‥‥‥浪岡新太郎

第11章 ヨーロッパのなかのイギリス── EU離脱と連合王国の行方‥‥‥木畑洋一


あとがき
関連年表
【編者】

宮島 喬(みやじま たかし)
1940年生.お茶の水女子大学名誉教授.社会学.『フランスを問う──国民,市民,移民』(人文書院,2017年),『現代ヨーロッパと移民問題の原点──1970,80年代,開かれたシティズンシップの生成と試練』(明石書店,2016年)ほか.

木畑洋一(きばた よういち)
1946年生.東京大学・成城大学名誉教授.国際関係史.『イギリス帝国と帝国主義──比較と関係の視座』(有志舎,2008年),『二〇世紀の歴史』(岩波新書,2014年)ほか.
小川有美(おがわ ありよし)
1964年生.立教大学法学部教授.ヨーロッパ政治論,北欧政治論.『ポスト代表制の比較政治──熟議と参加のデモクラシー』(編著,早稲田大学出版部,2007年),『市民社会民主主義への挑戦──ポスト「第三の道」のヨーロッパ政治』(日本経済評論社,2005年)ほか.


【執筆者】

宮島 喬 [序章]

大西 楠テア(おおにし なみてあ)
1982年生.専修大学法学部.ドイツ法.『グローバル化と公法・私法関係の再編』(共著,弘文堂,2015年),「「帝国監督」と公法学における利益法学」(『法学協会雑誌』131巻3号・132巻1号・133巻3号,2014─16年)[第1章]

若松邦弘(わかまつ くにひろ)
1966年生.東京外国語大学大学院総合国際学研究院.イギリス政治,西欧政治.『人の国際移動とEU』(共著,法律文化社,2016年),「支持の地域的拡大と多様化」(『国際関係論叢』4巻2号,2015年)[第2章]

中野裕二(なかの ゆうじ)
1963年生.駒澤大学法学部.政治社会学.『フランス国家とマイノリティ」』(国際書院,1996年),『排外主義を問いなおす』(共編著,勁草書房,2015年)[第3章]

中田瑞穂(なかだ みずほ)
1968年生.明治学院大学国際学部.東中欧比較政治,政治史.『農民と労働者の民主主義』(名古屋大学出版会,2012年),「ヨーロッパにおける政党と政党競合構造の変容」(『政党政治とデモクラシーの現在』日本比較政治学会年報17号,ミネルヴァ書房,2015年)[第4章]

森井裕一(もりい ゆういち)
1965年生.東京大学大学院総合文化研究科.EU研究,国際政治学.『ドイツの歴史を知るための50章』(編著,明石書店,2016年),『現代ドイツの外交と政治』(信山社,2008年)[第5章]

小川有美 [第6章]

浜井祐三子(はまい ゆみこ)
1970年生.北海道大学大学院メディア・コミュニケーション研究院.イギリス現代史,地域研究.『イギリスにおけるマイノリティの表象』(三元社,2004年),『コモンウェルスとは何か』(共著,ミネルヴァ書房,2014年)[第7章]

森 千香子(もり ちかこ)
1972年生.一橋大学大学院社会学研究科.国際社会学,都市社会学,レイシズム研究.『排除と抵抗の郊外』(東京大学出版会,2016年),『国境政策のパラドクス』(共編著,勁草書房,2014年)[第8章]

若林 広(わかばやし ひろむ)
1951年生.東海大学名誉教授.国際政治経済学,ヨーロッパ研究.『帝国の遺産と現代国際関係』(共著,勁草書房,2017年),『グローバル化と文化の境界』(共著,昭和堂,2015年)[第9章]

浪岡新太郎(なみおか しんたろう)
1971年生.明治学院大学国際学部.政治社会学.『宗教と政治のインターフェイス』(共著,行路社,2017年),『排外主義を問いなおす』(共著,勁草書房,2015年)[第10章]

木畑洋一 [第11章]
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