大乗の教え (上)

般若心経・法華経ほか

『般若心経』『維摩経』『法華経』『観音経』など,日本人になじみの深い初期の重要な大乗仏典を解説.

大乗の教え (上)
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著者 中村 元 , 前田 專學 監修
通し番号 学術375
ジャンル 書籍 > 岩波現代文庫 > 学術
刊行日 2018/04/17
ISBN 9784006003753
Cコード 0115
体裁 A6 ・ 並製 ・ カバー ・ 240頁
定価 本体1,000円+税
在庫 在庫あり
仏教が発展・興隆する中で,「一切衆生」の救済を説く大乗仏教が生まれる.それは日本にも伝来し,日本人の精神形成の基となってきた.〈お経入門〉シリーズ第三巻の本書では,『般若心経』『金剛般若経』『維摩経』『勝鬘経』『法華経』『観音経』など,日本仏教の骨格を形成したともいえる初期の重要な経典をわかりやすく解説する.
はじめに――本シリーズの成り立ち
凡 例

第12回 空の思想――『般若心経』『金剛般若経』
 ありとあらゆるものが空である
 『般若心経』の教え
 実践の心構え――『金剛般若経』

第13回 現実生活の肯定――『維摩経』
 新しい宗教運動の経典
 「維摩詰」という主人公
 文殊菩薩が見舞いに行く
 維摩詰の説法
 天女の華のエピソード
 不二法門の境地

第14回 女人の説法――『勝鬘経』
 『勝鬘経』の意義
 王と王妃が手紙を届ける
 仏の功徳を讃歎する
 みずからを戒める十の誓い
 三つの大願を立てる
 如来蔵の思想

第15回 宥和の思想――『法華経』(1)
 三乗は一乗に帰する
 説法がはじまる
 仏,究極の趣旨を説く

第16回 慈悲もて導く――『法華経』(2)
 「長者窮子の譬喩」
 いかなる人をも尊び拝む菩薩

第17回 久遠の本仏――『法華経』(3)
 仏,みずからの由来を明かす
 良医の譬え

第18回 願望をかなえる――『観音経』(『法華経』(4))
 七難から救い出す
 観音さまの福徳
 「三十三身」を示して説法する

解 説……………前田專學
 大乗仏教と大乗仏典
 本書で扱った経典

〈仏典をよむ〉岩波現代文庫版刊行によせて……………前田專學
中村 元(なかむら はじめ)
1912-99年.東京帝国大学文学部印度哲学梵文学科卒業.東京大学名誉教授.東方研究会・東方学院を創設.著書に『中村元選集』(春秋社),訳書に『ブッダのことば』『ブッダ最後の旅』(以上,岩波文庫)ほか多数.日本学士院会員・文化勲章・勲一等瑞宝章受章.

前田 專學(まえだ せんがく)
1931年生まれ.東京大学文学部印度哲学梵文学科卒業.東京大学名誉教授.著書に『ブッダ』(春秋社),訳書『ウパデーシャ・サーハスリー』(岩波文庫)など.日本学士院賞受賞.現在,東方学院長として活動.
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