世界 2018年5月号

【特集:“KAROSHI”を過去の言葉に】【緊急特集:森友問題――“安倍事案”の泥沼】

世界 2018年5月号
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ジャンル 雑誌 > 世界 > 定期号
刊行日 2018/04/07
■特集:“KAROSHI”を過去の言葉に

 現在の通常国会は,「働き方改革国会」となる,はずであった.
 政権のスキャンダルによって議論は後景に退いている.しかし,その「改革」がさまざまな現実からの要請によるものである以上,今後も焦点化は避けられない.
 「働き方改革」を欲する声の中には,日本社会にはびこり多くの痛ましい状況をもたらしている長時間労働の抑制を求めるものと,経済界などによる「柔軟な働き方」「生産性向上」というかけ声のもとの労働規制緩和を求める声とがある.
 この,互いに矛盾する「改革」の方向性は,一つの角度から整理しなおされなければならない.そしてそれは,働く者の生命と健康の尊重以外ありえないのではないか.

 おおきくなったら
 ぼくは博士になりたい
 そしてドラえもんに出てくるような
 タイムマシンをつくる
 ぼくはタイムマシンにのって
 お父さんの死んでしまう
 まえの日に行く
 そして『仕事に行ったらあかん』て
 いうんや
 〈親を過労で喪った小学1年の遺児の詩〉

 「働き方改革」は,勤労者の生命と未来を守るための「改革」になっているか.それこそが問われなければならない.
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