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2018.05.21
THE BIG HOUSE アメリカを撮る
巨大スタジアムを舞台にした映画づくりから,〈アメリカ〉が見えてきた.気鋭の映画作家の新たな挑戦.
アメリカでの映画づくり,大学生との共同作業,個性豊かな地方都市での暮らし.ミシガン州で全米最大のアメフト・スタジアム「THE BIG HOUSE」に集い,働く人々を映像化する初めてづくしの体験は,折しも大統領選挙の激動期にあたり,アメリカを再発見するプロセスとなった.気鋭の映画作家が新たな挑戦を綴る書き下ろし.
はじめに
第1章 いきなりミシガンへ
第2章 スタジアムをどう撮るか
第3章 ウィスコンシン戦を撮る
第4章 イリノイ戦を撮る
第5章 トランプのアメリカ
第6章 映画を編集する
第7章 厳寒のデトロイトを撮る
第8章 映画をどう終えるか
あとがき――視線に対する視線………マーク・ノーネス
第1章 いきなりミシガンへ
第2章 スタジアムをどう撮るか
第3章 ウィスコンシン戦を撮る
第4章 イリノイ戦を撮る
第5章 トランプのアメリカ
第6章 映画を編集する
第7章 厳寒のデトロイトを撮る
第8章 映画をどう終えるか
あとがき――視線に対する視線………マーク・ノーネス
想田和弘(そうだ かずひろ)
1970年栃木県足利市生まれ.映画作家.東京大学文学部卒業後に渡米,ニューヨークのスクール・オブ・ビジュアル・アーツ映画学科を卒業.93年からニューヨーク在住.NHKなどのドキュメンタリー番組を40本以上手がけたのち,台本・ナレーション・BGM等を排した,自ら「観察映画」と呼ぶドキュメンタリーの方法を提唱・実践.監督作品に『選挙』(2007),『精神』(08),『Peace』(10),『演劇1』(12),『演劇2』(12),『選挙2』(13),『牡蠣工場』(15),『港町』(18)があり,国際映画祭などでの受賞多数.著書に『精神病とモザイク――タブーの世界にカメラを向ける』(中央法規出版),『なぜ僕はドキュメンタリーを撮るのか』(講談社現代新書),『演劇 VS.映画――ドキュメンタリーは「虚構」を映せるか』(岩波書店),『日本人は民主主義を捨てたがっているのか?』(岩波ブックレット),『熱狂なきファシズム――ニッポンの無関心を観察する』(河出書房新社),『カメラを持て、町へ出よう――「観察映画」論』(集英社インターナショナル),『観察する男――映画を一本撮るときに,監督が考えること』(ミシマ社),『観察――「生きる」という謎を解く鍵』(共著,サンガ)など.
1970年栃木県足利市生まれ.映画作家.東京大学文学部卒業後に渡米,ニューヨークのスクール・オブ・ビジュアル・アーツ映画学科を卒業.93年からニューヨーク在住.NHKなどのドキュメンタリー番組を40本以上手がけたのち,台本・ナレーション・BGM等を排した,自ら「観察映画」と呼ぶドキュメンタリーの方法を提唱・実践.監督作品に『選挙』(2007),『精神』(08),『Peace』(10),『演劇1』(12),『演劇2』(12),『選挙2』(13),『牡蠣工場』(15),『港町』(18)があり,国際映画祭などでの受賞多数.著書に『精神病とモザイク――タブーの世界にカメラを向ける』(中央法規出版),『なぜ僕はドキュメンタリーを撮るのか』(講談社現代新書),『演劇 VS.映画――ドキュメンタリーは「虚構」を映せるか』(岩波書店),『日本人は民主主義を捨てたがっているのか?』(岩波ブックレット),『熱狂なきファシズム――ニッポンの無関心を観察する』(河出書房新社),『カメラを持て、町へ出よう――「観察映画」論』(集英社インターナショナル),『観察する男――映画を一本撮るときに,監督が考えること』(ミシマ社),『観察――「生きる」という謎を解く鍵』(共著,サンガ)など.
書評情報
中央公論 2018年8月号