岩波ブックレット 983

どんなことが起こってもこれだけは本当だ,ということ.

幕末・戦後・現在

考えることのうちにある「変態力」とは何か.幕末から戦後,現在を貫いて,紋切り型の「正しさ」を内側から覆す,新しい思考の流儀.

どんなことが起こってもこれだけは本当だ,ということ.
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著者 加藤 典洋
通し番号 983
ジャンル 書籍 > 岩波ブックレット > 社会
シリーズ 岩波ブックレット
刊行日 2018/05/08
ISBN 9784002709833
Cコード 0336
体裁 A5 ・ 並製 ・ 72頁
定価 本体580円+税
在庫 在庫あり
犬も歩けば,棒にあたる――一度何もかもを手放し,徒手空拳の犬になる.すると,何かにぶつかる.コツンと乾いた音がして周囲が一瞬明るくなり,そこから次の展開が生まれてくる.それが「開かれたかたちで,考える」ということの指標だ.幕末から戦後,そして現在を貫いて,紋切り型の「正しさ」を内側から覆す,新しい思考の流儀.
はじめに――演題について
1 「犬も歩けば,棒にあたる」ということ
2 間違う思考は,間違いか――吉本隆明さんとのやりとり
3 「内在」から「関係」への転轍――『日本人の自画像』
4 現代世界と尊皇攘夷の「変態力」
5 幕末の攘夷思想と昭和前期の皇国思想
6 吉本隆明の一九四五年
7 護憲論の二階建て構造
8 壁にぶつかる護憲論
9 憲法九条から日米安保へ
加藤典洋(かとう のりひろ)
1948年山形県生まれ.東京大学文学部仏文科卒.現在,文芸評論家,早稲田大学名誉教授.『言語表現法講義』(岩波書店,1996 年)で第10回新潮学芸賞.『敗戦後論』(ちくま学芸文庫)で第9 回伊藤整文学賞.『小説の未来』『テクストから遠く離れて』(朝日新聞社/講談社,2004 年)の両著で第7回桑原武夫学芸賞.ほかに,『僕が批評家になったわけ』(岩波書店,2005年),『さようなら,ゴジラたち』(岩波書店,2010 年),『3.11 死に神に突き飛ばされる』(岩波書店,2011年),『ふたつの講演 戦後思想の射程について』(岩波書店,2013年),『吉本隆明がぼくたちに遺したもの』(共著,岩波書店,2013年),『人類が永遠に続くのではないとしたら』(新潮社,2014年),『戦後入門』(ちくま新書,2015 年),『村上春樹は,むずかしい』(岩波新書,2015年),『日の沈む国から――政治・社会論集』『世界をわからないものに育てること――文学・思想論集』『言葉の降る日』(いずれも岩波書店,2016年)など,多数.
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