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金融政策に未来はあるか
バブル崩壊の日本の経験を踏まえ,仮想通貨も参入する今,日本の金融政策を理論と現実の両面から総点検する.
デフレ脱却と景気浮揚を標榜するアベノミクスの出口戦略は? 仮想通貨の登場後も金融政策はこのままでよいのか? バブル崩壊前後の日本の経験を踏まえ,金融政策を理論と現実の両面から総点検し,何が金融政策で可能なのか,日銀と政府の役割は何か,新しい制度設計を見据え,再検討する.金融政策と日本の未来を考える1冊.
はじめに
第一章 日本の経験
一 高度成長とその終わり
二 流動性の罠とインフレ目標論
三 そして異次元緩和へ
第二章 物価水準の財政理論
一 誰が貨幣価値を支えているのか
二 物価水準の財政理論と金融政策の役割
第三章 マイナス金利からヘリマネまで
一 成長の屈折と自然利子率の問題
二 マイナス金利政策の意味と限界
三 ヘリマネはタブーか
第四章 金融政策に未来はあるか
一 貨幣の最適供給問題
二 仮想通貨から考える
三 通貨が選択される時代で
参考文献
第一章 日本の経験
一 高度成長とその終わり
二 流動性の罠とインフレ目標論
三 そして異次元緩和へ
第二章 物価水準の財政理論
一 誰が貨幣価値を支えているのか
二 物価水準の財政理論と金融政策の役割
第三章 マイナス金利からヘリマネまで
一 成長の屈折と自然利子率の問題
二 マイナス金利政策の意味と限界
三 ヘリマネはタブーか
第四章 金融政策に未来はあるか
一 貨幣の最適供給問題
二 仮想通貨から考える
三 通貨が選択される時代で
参考文献
岩村 充(いわむらみつる)
1950年東京生まれ.東京大学経済学部卒業.日本銀行を経て,1998 年より早稲田大学教授,現在に至る(現職は早稲田大学大学院経営管理研究科教授).主な著書に『貨幣進化論──「成長なき時代」の通貨システム』『中央銀行が終わる日──ビットコインと通貨の未来』(以上,新潮選書)『新しい物価理論──物価水準の財政理論と金融政策の役割』(渡辺努との共著,岩波書店)など.早稲田大学博士.
1950年東京生まれ.東京大学経済学部卒業.日本銀行を経て,1998 年より早稲田大学教授,現在に至る(現職は早稲田大学大学院経営管理研究科教授).主な著書に『貨幣進化論──「成長なき時代」の通貨システム』『中央銀行が終わる日──ビットコインと通貨の未来』(以上,新潮選書)『新しい物価理論──物価水準の財政理論と金融政策の役割』(渡辺努との共著,岩波書店)など.早稲田大学博士.