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金融政策に未来はあるか

バブル崩壊の日本の経験を踏まえ,仮想通貨も参入する今,日本の金融政策を理論と現実の両面から総点検する.

金融政策に未来はあるか
著者 岩村 充
通し番号 新赤版 1723
ジャンル 書籍 > 岩波新書 > 経済
刊行日 2018/06/20
ISBN 9784004317234
Cコード 0233
体裁 新書 ・ 190頁
在庫 在庫あり
デフレ脱却と景気浮揚を標榜するアベノミクスの出口戦略は? 仮想通貨の登場後も金融政策はこのままでよいのか? バブル崩壊前後の日本の経験を踏まえ,金融政策を理論と現実の両面から総点検し,何が金融政策で可能なのか,日銀と政府の役割は何か,新しい制度設計を見据え,再検討する.金融政策と日本の未来を考える1冊.
はじめに

第一章 日本の経験
 一 高度成長とその終わり
 二 流動性の罠とインフレ目標論
 三 そして異次元緩和へ

第二章 物価水準の財政理論
 一 誰が貨幣価値を支えているのか
 二 物価水準の財政理論と金融政策の役割

第三章 マイナス金利からヘリマネまで
 一 成長の屈折と自然利子率の問題
 二 マイナス金利政策の意味と限界
 三 ヘリマネはタブーか

第四章 金融政策に未来はあるか
 一 貨幣の最適供給問題
 二 仮想通貨から考える
 三 通貨が選択される時代で

参考文献
岩村 充(いわむらみつる)
1950年東京生まれ.東京大学経済学部卒業.日本銀行を経て,1998 年より早稲田大学教授,現在に至る(現職は早稲田大学大学院経営管理研究科教授).主な著書に『貨幣進化論──「成長なき時代」の通貨システム』『中央銀行が終わる日──ビットコインと通貨の未来』(以上,新潮選書)『新しい物価理論──物価水準の財政理論と金融政策の役割』(渡辺努との共著,岩波書店)など.早稲田大学博士.

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