アンネ・フランクに会いに行く

ナチ収容所で短い生涯を終えたアンネ・フランク.アンネが生き抜いた時代を巡りながら平和の意味を考えます.

アンネ・フランクに会いに行く
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著者 谷口 長世
通し番号 879
ジャンル 書籍 > 岩波ジュニア新書 > 戦争・平和
刊行日 2018/07/20
ISBN 9784005008797
Cコード 0222
体裁 新書 ・ 256頁
定価 本体900円+税
在庫 在庫あり
ナチ収容所で15年の短い生涯を終えたアンネ・フランク.第二次世界大戦が終わって70年以上が経過した今もなお,世界各地で戦乱の犠牲者はあとを絶ちません.なぜ,アンネや世界中の何の罪もない普通の人々が殺され,傷つけられ続けなければならないのでしょうか.アンネの生き抜いた時代を巡る旅を通して平和の意味を考えます.
はじめに

第1章 ◆ 「アンネの家」との出合い
 ベルギーへ渡る/西フランダースの第一次大戦の激戦地跡を巡る/アンネの住んだ街・アムステルダム/ユダヤ人女性聴講生の秘密/ユダヤ人映画制作者の数奇な生涯

第2章 ◆ アンネのルーツをたどる
 十年後に「アンネの家」を再訪/なぜ日本人はアンネが好きなの?/ドイツ再統一と雪解けで現れた第二次大戦の傷跡/アンネのルーツをフランクフルトに訪ねる/呪われた一九三三年──欧州と日本

第3章 ◆ アンネ一家はなぜオランダへ逃げたのか
 アンネの両親がアムステルダムを選んだ理由/アンネのお父さんはヒトラーの上官だった/「嘘をつくなら大きな嘘をつけ」──世界現象だった全体主義/アムステルダムのアンネ──幸せな日々

第4章 ◆ ドイツ軍が侵攻
 ドイツ軍がやって来た/ナチ・ドイツ占領下──地獄の足音が近づいてくる/「ユダヤ人はすべて抹殺すべし」

第5章 ◆ 不安と希望の隠れ家の日々
 未来を夢見た,聡明なアンネ/アンネ一家の逃亡を支えたミップ・ギースとの対話/死の召喚状と隠れ家への逃亡

第6章 ◆ ヒトラーの「わが人生の学校」ウィーン
 ミップとヒトラーは同郷・オーストリア出身/ホームレス時代ヒトラーの影をウィーンに追う

第7章 ◆ 「アンネの家」が急襲される
 運命の朝/「アンネの家」の人々を密告したのは誰か/悲しみのウェスターボルク中継収容所/地獄行き列車は毎週火曜に発った

第8章 ◆ アウシュビッツ生還者たちが語る
 運命のアウシュビッツ行き最終便/生還者の語る生き地獄/アンネを苦しめたアウシュビッツへの旅

第9章 ◆ 凍てつくベルゲン・ベルゼン収容所へ
 「空腹が人間をすっかり変えてしまった」/生還したアンネの親友を訪ね,イスラエルへ/収容所でのアンネとの最後の奇跡的出会い

第10章 ◆ そして戦争は終わった
 唯一の生存者アンネの父の生還/「死者はここで安息を得られるだろうか」

終 章 ◆ 戦争の二十世紀から平和の二十一世紀へ
 人間は猛獣より崇高だろうか/戦争と平和──舞台裏で通じる軍産複合体/矛と盾/人の心に宿る天使

あとがき
谷口長世(たにぐち ながよ)
1949年,名古屋市生まれ.1976年,東京外国語大学フランス語科国際関係専修コース卒業.ベルギー政府国費給費生として欧州大学院行政課程に留学,その後,毎日新聞ブリュッセル支局長を経て,1998年,フリーのジャーナリストに.国際記者連盟副会長などを歴任.著書に『アンネ・フランク 心の旅路』(講談社),『NATO──変貌する地域安全保障』『サイバー時代の戦争』(ともに岩波新書).
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