江戸川乱歩コレクション 全6冊 美装ケースセット

江戸川乱歩コレクション 全6冊 美装ケースセット
著者 江戸川 乱歩
ジャンル 書籍 > 岩波文庫 > 緑(現代日本文学)
日本十進分類 > 文学
刊行日 2018/07/13
ISBN 9784002012513
Cコード 0193
体裁 文庫 ・ 2724頁
在庫 品切れ
【収録書目】
江戸川乱歩短篇集/怪人二十面相・青銅の魔人/少年探偵団・超人ニコラ/江戸川乱歩作品集I 人でなしの恋・孤島の鬼 他/江戸川乱歩作品集II 陰獣・黒蜥蜴 他/江戸川乱歩作品集III パノラマ島奇談・偉大なる夢 他


* 全巻構成 *

江戸川乱歩短篇集
千葉俊二 編
大正末期、大震災直後の東京にひとりの異才が登場、卓抜な着想、緻密な構成、巧みな語り口で読者をひきこむ優れた短篇を次々と発表していった。日本文学に推理小説の分野を開拓し普及させた江戸川乱歩(1894−1965)の、デビュー作「二銭銅貨」をはじめ「心理試験」「押絵と旅する男」など代表作12篇を収録。◇

怪人二十面相・青銅の魔人
江戸川乱歩 作
探偵小説界の文豪・江戸川乱歩は、少年文学の大成者でもある。明智小五郎、怪人二十面相、少年探偵団の活躍する少年物は。児童文学の枠を超えて近代文学の今なお愛読される古典である。少年時に読んで夢を与え、大人が読んでも懐かしさと興趣を喚起させる。小説のヒーローたちは、夢の体現者として活躍し続ける。(解説=佐野史郎、解題=吉田司雄) *解題の「吉」は上が「士」ではなく「土」の字体。

少年探偵団・超人ニコラ
江戸川乱歩 作
「少年探偵団」は、少年物第2作。明智探偵、小林少年が、宝石を狙う二十面相に立ち向かう。犯行予告時刻のその時まで対決が続く。『超人ニコラ』は、四半世紀間、書き継がれた少年探偵団シリーズの最終作。戦時色が強まる中、筆名を変えてまで執念を以て書かれた児童向きの小篇「智恵の一太郎ものがたり(抄)」も収録。(解説=小中千昭、解題=吉田司雄)(吉は、上が「士」ではなく、「土」)

江戸川乱歩作品集 I  人でなしの恋・孤島の鬼 他
浜田雄介 編
乱歩の長編物の代表作と独自の短篇と併せて、全3巻で日本探偵小説の文豪の世界を再現する。各巻、テーマに分類して収録する。第Ⅰ巻のテーマは「愛のゆくえ」である。人間を踏み越えた人外の世界にこそ、愛がある。同性愛、人形愛、嗜虐愛が、存分に語られる。「日記帳」「接吻」「人でなしの恋」「蟲」「孤島の鬼」の5篇を収録。

江戸川乱歩作品集 II  陰獣・黒蜥蜴 他
浜田雄介 編
〈謎のゆくえ〉をテーマに推理の醍醐味を追究した5作品を収録。「陰獣」は、日本探偵小説の新段階を告げた名作。美しい女賊黒蜥蜴と明智探偵との対決と恋を描いた「黒蜥蜴」。乱歩の実質的なデビュー作「一枚の切符」。本格的探偵小説と高く評価された「何者」。「断崖」は、戦後の好短篇。謎解きの世界を存分に味わう。

江戸川乱歩作品集 III  パノラマ島奇談・偉大なる夢 他
浜田雄介 編
「夢のゆくえ」をテーマにした作品を集成した。乱歩は「うつし世は夢 夜の夢こそまこと」という句を特に好んだ。現実の世界、現世など、はかない幻に過ぎない。夜、人の脳裏の奥で花開き膨らみ出す「夢」こそ、真の実在「まこと」である。「夢」の彼方に拡がる世界を探る。代表作「パノラマ島奇談」、戦時下の問題作「偉大なる夢」の他、「百面相役者」「毒草」「芋虫」「防空壕」「指」の7篇を収録。
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