新刊

アフター・ヨーロッパ

ポピュリズムという妖怪にどう向きあうか

EU諸国がポピュリズムの台頭で内部的危機に直面する現在,「アフター・ヨーロッパ」を冷静に論じる.

アフター・ヨーロッパ
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著者 イワン・クラステフ , 庄司 克宏 監訳
ジャンル 書籍 > 単行本 > 政治
刊行日 2018/08/03
ISBN 9784000612869
Cコード 0031
体裁 四六 ・ 上製 ・ カバー ・ 144頁
定価 本体1,900円+税
在庫 在庫あり
欧州大陸はグローバルな政治の中心ではなくなった.難民・移民危機はどのように欧州社会を変化させたか.有権者の「能力主義的エリート」への反乱はなぜ起こっているのか.EU諸国のリベラル・デモクラシー体制が,ポピュリズムの台頭で内部的危機に直面する現在,その原因を解き明かし,どのように対応すべきかを論じる.
はじめに 既視感としてのハプスブルク帝国――EUの危機的状況
 ハプスブルク帝国の分裂/欧州分裂の理論の欠如/EUの前提の変化/「ガラパゴス化」するEU?/アフター・ヨーロッパ/本書の目的

第1章 われわれ欧州人
 移民(難民)危機――あるいは︑歴史はなぜ終わらなかったのか/主張と投票の移動/危機と左派/人権と危機/寛容に対する反乱/移民による分断あるいは連帯の衝突?/東欧の同情の欠如

第2章 かれら人民
 ポピュリズムという妖怪/中欧のパラドクス/西欧のパラドクス/ブリュッセルのパラドクス/国民投票によってもたらされる破壊/勇者たち/卑劣な者たち/醜い者たち

おわりに ハプスブルク帝国の再現?――欧州の脆弱性と復元力について
 当然の世界としてのEU/新たな希望

謝 辞
監訳者あとがき
原 注
イワン・クラステフ(Ivan Krastev)
1965年生.ブルガリア出身.ソフィア大学卒.政治学(政治理論,中東欧政治).ソフィアの「リベラル戦略センター」(the Centre for Liberal Strategies)理事長,ウィーンの「人間科学研究所」(Institut für die Wissenschaften vomMenschen)常任フェロー.著書にDemocracy Disrupted:The Politics of Global Protest(University of Pennsylvania Press)ほか.自ら編集委員を務めるJournal of Democra-cy 誌等で多数の論文を発表.

庄司克宏(しょうじ かつひろ)
1957年生.慶應義塾大学大学院法務研究科教授/ジャン・モネEU 研究センター所長.日本EU学会元理事長.2002年,欧州委員会よりジャン・モネ・チェア授与.2009-10年外務省日EU関係有識者委員会委員.専門は,EUの法と政策.著書に『欧州連合――統治の論理とゆくえ』(岩波新書),『新EU 法基礎篇』,『新EU 法政策篇』(以上,岩波書店),『欧州ポピュリズム――EU 分断は避けられるか』(ちくま新書),『欧州の危機――Brexit ショック』(東洋経済新報社),訳書にG.マヨーネ『欧州統合は行きすぎたのか』(上・下,岩波書店,監訳)ほか.


[共訳者]

東 史彦(はじめに,おわりに,謝辞)
長崎大学多文化社会学部准教授(EU法,国際法)

望月康恵(第1章)
関西学院大学法学部教授(国際法,国際機構論)

細井優子(第2章)
拓殖大学政経学部准教授(国際政治学,EU 政治)

書評情報

朝日新聞(朝刊) 2018年10月6日
読売新聞(朝刊) 2018年9月30日
毎日新聞(朝刊) 2018年9月9日
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