40億年,いのちの旅

いのちとは何か? どのようにして生まれたのか? 私たちの来た道と,これから行く道を,探ってみよう.

40億年,いのちの旅
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著者 伊藤 明夫
通し番号 882
ジャンル 書籍 > 岩波ジュニア新書 > 生物・化学・環境
刊行日 2018/08/21
ISBN 9784005008827
Cコード 0245
体裁 新書 ・ 224頁
定価 本体860円+税
在庫 在庫あり
40億年に及ぶとされる,地球における生命の歴史.共通の祖先から進化した生きものたちは,多様でありながら共通点もあわせ持っています.いのちとは何か? いのちはどのようにして生まれたのか? どのように考えられてきたのか? その歴史をひもときながら,私たちの来た道と,これから行く道を,探ってみましょう.
はじめに

序 章 「いのち」はつながっている
 あなたの「いのち」のはじまりは?/あなたに「いのち」を伝えてくれた人たち/私たちの多くは親戚同士/私たちの「いのち」のはじまりをたずねて

第1章 「いのち」とは?
生きているものと生きていないものはどこが違う?/私たちは「いのち」をどう考えているか/「いのち」って?/哲学者,自然科学者たちはどう考えてきたか――生気論と機械論/私たちの祖先はどう考えていたのだろう/ヒト以外の生きものでは?

第2章 みんな違って,みんな同じ――生きものの多様性と普遍性
 生きものは何種類いる?/みんな違って,みんな同じ/「いのち」の基本はみんな同じ――複製の普遍性/代謝の普遍性/多様性と普遍性をつなぐもの――DNAゲノム/新しい種の誕生/種の定着と多様化/大量絶滅が多様性を生んだ/ヒトも一人ひとり違う――個の多様性
 ◇コラム 日本の生きものたち

第3章 いのちの旅,七つのビッグイベント
 再び,私たちの「いのち」のはじまりをたずねて/すべての「いのち」の年齢は四〇億歳/「いのち」の旅を一年にたとえると/「いのち」の旅に変革を与えた七つのビッグイベント(①最初の「いのち」の誕生/②光合成と酸素呼吸の出現/③真核細胞の登場/④性の出現と死の宿命/⑤単細胞から多細胞へ/⑥陸上への進出/⑦神経系と脳の獲得)
 ◇コラム 最初の「いのち」がほかの天体からやってきた可能性
 ◇コラム 共生説の背景――ミトコンドリアと細菌は似ている

第4章 化石とDNAが語るヒトの旅
 化石が教えてくれること/化石の時代はどう決めるのか/地質年代と数値年代/分子から知る「いのち」の旅/ヒトと類人猿との比較/猿人からホモ属へ/ネアンデルタール人は私たちの直接の祖先か?/現生人類の祖先は一種類か?
 ◇コラム DNA解析にミトコンドリアDNAが使われるのは

第5章 ヒトの旅の現在
 地球上あらゆるところに生息する動物/急増した人口/なぜ,爆発的人口増加は起こったか?/食料の地産地消からグローバル化へ/少子高齢化社会の先端を行く日本/経験を次の世代へ伝える能力/「いのち」の旅に影響を与える技術/生きものの基本,生殖過程への介入

第6章 旅の,これから
 これからのホモサピエンスの旅は?/もしヒトがいなくなったら?/ヒトが自滅しないために

参考図書――もっと深く,広く知りたい人のために
伊藤明夫(いとう あきお)
1939年長野県生まれ.大阪大学大学院理学研究科博士課程修了.九州大学理学部教授,放送大学客員教授,北九州市立自然史・歴史博物館(いのちのたび博物館)館長を経て,現在,九州大学名誉教授.専門は生化学,細胞生化学.著書に『はじめて出会う細胞の分子生物学』(岩波書店),『細胞のはたらきがわかる本』(岩波ジュニア新書),『自分を知るいのちの科学』(培風館),『環境・くらし・いのちのための化学のこころ』(裳華房)などがある.
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