岩波新書〈シリーズ 日本中世史〉

シリーズ 日本中世史 全4冊セット

シリーズ 日本中世史 全4冊セット
ジャンル 書籍 > 岩波新書 > 日本史
シリーズ 岩波新書〈シリーズ 日本中世史〉
刊行日 2016/07/20
ISBN 9784002021041
Cコード 0221
体裁 新書 ・ 並製 ・ カバー ・ 1070頁
定価 3,674円
在庫 在庫僅少
1 中世社会のはじまり
2 鎌倉幕府と朝廷
3 室町幕府と地方の社会
4 分裂から天下統一へ

* 全巻構成 *

◇ 1 中世社会のはじまり
五味文彦
中央集権的な古代国家から、様々な力のせめぎ合う中世社会へ。院政の始まり、「家」の確立、武士の台頭、そして活力を増す地方の諸国──それぞれに噴出する変革の動きの中で、人びとの価値観は変化し、現代にも通じる日本文化の基本的枠組みが形づくられてゆく。日記、芸能、絵巻などにも注目しつつ、主として武家政権の誕生までを射程に、中世始まりの時代を描く。

◇ 2 鎌倉幕府と朝廷
近藤成一
史上初めて、京都から百里以上を隔てる僻遠の地に創られ、以後百五十年にわたって存続することになった新たな政権、鎌倉幕府。朝廷と並立する統治のあり方はなぜ生まれたのか。そのことは日本社会をどう変えたのか。源平争乱から幕府誕生、執権政治の時代、そしてモンゴル戦争を経て崩壊に至るまで、鎌倉幕府の時代を描き切る。

◇ 3 室町幕府と地方の社会
榎原雅治
足利尊氏はなぜ鎌倉幕府の打倒に動いたのか。南北朝動乱が半世紀も続いた理由とは。その後、展開する公武一体の政治の流れをおさえつつ、戦に赴く在地の武士の行動様式、連歌・茶会などの「伝統」文化、現代につながる村々の形成などを見ていく。応仁の乱で再び京が灰燼に帰し戦国前夜へと至る、室町時代の全体像を描く。

◇ 4 分裂から天下統一へ
村井章介
大名どうしの争いが続く「分裂」の時代は、信長、秀吉、家康という「天下人」の登場とともに「統一」へと流れを変えた。その中で生じた、銀の増産、鉄砲伝来、そして朝鮮侵略という「日本史上のエポック」は、どれも世界史的な文脈においてこそその動きをとらえうる。大きな枠組みから「日本」をとらえかえす、今必読の一書。(全4巻完結)
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