新刊
いま宗教に向きあう 1

現代日本の宗教事情

〈国内編Ⅰ〉

岐路に立つ寺社と墓,オウム事件後の新宗教,スピリチュアリティ,在留外国人と地域等,まずはこの一冊で.

現代日本の宗教事情
このエントリーをはてなブックマークに追加
著者 池澤 優 , 藤原 聖子 , 堀江 宗正 , 西村 明
ジャンル 書籍 > 単行本 > 社会
シリーズ いま宗教に向きあう
刊行日 2018/09/26
ISBN 9784000265072
Cコード 0336
体裁 四六 ・ 並製 ・ カバー ・ 224頁
定価 本体2,300円+税
在庫 在庫あり
よく無宗教だと言われる日本だが,地域社会でもビジネスでも,宗教に無関心ではいられない.人口減少で存続や役割が問われる寺社.墓と寺の後継者問題.オウム事件後の新宗教.スピリチュアリティと教育やケア.韓国人ニューカマー,滞日ブラジル人,日本のムスリム社会と地域の関係,等々,一冊でわかる現代日本の宗教事情.
巻頭言 …………… 島薗 進

序 論 変わり続ける宗教/無宗教 …………… 堀江宗正


一 岐路に立つ伝統宗教
 【争点1】伝統回帰? それとも地方消滅?
 第1章 個人化する葬送──墓と寺の後継者問題 …………… 村上興匡
 第2章 地域社会と神社・祭り──人口減少と地域再生の中で …………… 黒崎浩行

二 新宗教の現在
 【争点2】オウム真理教事件後,新宗教は衰退したのか?
 第3章 民衆宗教としての新宗教 …………… 福嶋信吉/堀江宗正
 第4章 模索する新新宗教──聖地と墓地をめぐって …………… 松岡秀明

三 現代人のスピリチュアリティ
 【争点3】スピリチュアル・ブームは一過性のものだったのか?
 第5章 死後はどう語られているか──スピリチュアリズム的死生観の台頭 …………… 堀江宗正
 第6章 スピリチュアリティといのちの教育 …………… 弓山達也
 第7章 現代日本社会での傾聴のにない手たち── 医療・福祉・心理分野のスピリチュアルケア …………… 葛西賢太

四 在留外国人と宗教
 【争点4】日本人は他宗教に寛容なのか?
 第8章 韓国人ニューカマーとキリスト教会の変容── 多文化共生の拠点へ …………… 李 賢京
 第9章 滞日ブラジル人の急増と宗教的なコミュニティの展開── カトリック教会の場合 …………… 星野 壮
 第10章 滞日ムスリムと日本の地域社会 …………… 沼尻正之/三木 英

シリーズ「いま宗教に向きあう」について

(争点1~争点4 執筆・堀江宗正)
【責任編集】

堀江宗正(ほりえ のりちか)
1969年生.東京大学准教授.死生学,スピリチュアリティ研究.『スピリチュアリティのゆくえ』(シリーズ「若者の気分」),『歴史のなかの宗教心理学──その思想形成と布置』(以上,岩波書店)など.



【執筆者】

島薗 進(しまぞの すすむ)
1948年生.上智大学グリーフケア研究所所長,東京大学名誉教授.近代日本宗教史,死生学.『日本仏教の社会倫理──「正法」理念から考える』(岩波現代全書),『国家神道と日本人』(岩波新書)など.

村上興匡(むらかみ こうきょう)
1960年生.大正大学教授.死生学,葬送墓制研究.『慰霊の系譜──死者を記憶する共同体』(村上興匡・西村明編,森話社),「葬儀研究からみた弔いの意味づけの変化」『現代日本の葬送と墓制──イエ亡き時代の死者のゆくえ』(鈴木岩弓・森謙二編,吉川弘文館)など.

黒崎浩行(くろさき ひろゆき)
1967年生.國學院大學教授.宗教社会学,地域社会と宗教文化研究.『震災復興と宗教』(叢書「宗教とソーシャル・キャピタル」第4巻,稲場圭信・黒崎浩行編著,明石書店),『共存学──文化・社会の多様性』(國學院大學研究開発推進センター編,古沢広祐責任編集,弘文堂)など.

福嶋信吉(ふくしま しんきち)
1963年生.金光教国際センター所長.近代民衆宗教研究.『宗教学キーワード』(「有斐閣双書 KEYWORD SERIES」,島薗進・葛西賢太・福嶋信吉・藤原聖子編),『〈宗教〉再考』(島薗進・鶴岡賀雄編,ぺりかん社)など.

松岡秀明(まつおか ひであき)
1956年生.前・大阪大学招聘教授.宗教人類学,医療人類学.『ブラジル人と日本宗教──世界救世教の布教と受容』(弘文堂),Japanese Religions in and beyond the Japanese Diaspora(共編著,Institute of East Asian Studies, University of California at Berkeley)など.

弓山達也(ゆみやま たつや)
1963年生.東京工業大学教授.現代における宗教/霊性の研究.『天啓のゆくえ──宗教が分派するとき』(日本地域社会研究所),『いのち・教育・スピリチュアリティ』(カール・ベッカー,弓山達也編,大正大学出版会)など.

葛西賢太(かさい けんた)
1966年生.上智大学特任准教授,宗教情報センター研究員.依存症と宗教,スピリチュアルケアの研究.『現代瞑想論──変性意識がひらく世界』(春秋社),『断酒が作り出す共同性──アルコール依存からの回復を信じる人々』(世界思想社)など.

李 賢京(イ ヒョンギョン)
1979年生.東海大学特任講師.宗教社会学,移住と宗教コミュニティ研究.「在韓日本人コミュニティの形成と宗教」(『比較日本学』34輯),「セウォル号沈没事故にみる韓国宗教団体の実態」『しあわせの宗教学──ウェルビーイング研究の視座から』(櫻井義秀編,法藏館)など.

星野 壮(ほしの そう)
1975年生.大正大学専任講師.宗教社会学,マイノリティと宗教研究.『現代日本の宗教と多文化共生──移民と地域社会の関係性を探る』(高橋典史・白波瀬達也・星野壮編著,明石書店)など.

沼尻正之(ぬまじり まさゆき)
1965年生.追手門学院大学教授.宗教社会学,文化社会学.「現代日本における「ハラール」をめぐる諸問題」『異教のニューカマーたち──日本における移民と宗教』(三木英編,森話社),「ムスリムと出会う日本社会」『日本に生きる移民たちの宗教生活』(三木英・櫻井義秀編著,ミネルヴァ書房)など.

三木 英(みき ひずる)
1958年生.大阪国際大学教授.宗教集団論・組織論,「宗教と震災」研究,「ニューカマー宗教」研究.『宗教集団の社会学──その類型と変動の理論』(北海道大学出版会),『宗教と震災──阪神・淡路,東日本のそれから』(森話社)など.
ページトップへ戻る