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トランプのアメリカに住む

ハーバード大学客員教授として一年間,非日常が日常化した政権下の社会を,その内側からつぶさに観察したリアルタイム・レポート.

トランプのアメリカに住む
著者 吉見 俊哉
通し番号 新赤版 1736
ジャンル 書籍 > 岩波新書 > 政治
刊行日 2018/09/20
ISBN 9784004317364
Cコード 0236
体裁 新書 ・ 268頁
在庫 在庫あり
ハーバード大学客員教授として1年間,ライシャワー日本研究所に滞在した著者が,この社会を中心近くの崖っぷちから観察した記録.非日常が日常化した異様な政権下,この国が抱える深い暗部とそれに対抗する人々の動きをリアルタイムで追う.黄昏の「アメリカの世紀」とその未来について考察する,『世界』好評連載の書籍化.
はじめに トランプのアメリカに住む 2017─18

第1章 ポスト真実の地政学――ロシア疑惑と虚構のメディア
第2章 星条旗とスポーツの間――NFL選手の抵抗
第3章 ハーバードで教える――東大が追いつけない理由
第4章 性と銃のトライアングル――ワインスタイン効果とは何か
第5章 反転したアメリカンドリーム――労働者階級文化のゆくえ
第6章 アメリカの鏡・北朝鮮――核とソフトパワー
終 章 NAFTAのメキシコに住む――1993─94

あとがき――キューバから眺める

主な引用・参考文献
吉見俊哉(よしみ しゅんや)
1957年 東京都生まれ.
1987年 東京大学大学院社会学研究科博士課程単位取得退学
現在─ 東京大学大学院情報学環教授
専攻─ 社会学・文化研究・メディア研究
著書─『都市のドラマトゥルギー─東京・盛り場の社会史』(弘文堂,のち河出文庫)/『カルチュラル・スタディーズ』『視覚都市の地政学─まなざしとしての近代』(以上,岩波書店)/『ポスト戦後社会』『親米と反米─戦後日本の政治的無意識』『大学とは何か』(以上,岩波新書)/『「文系学部廃止」の衝撃』『大予言─「歴史の尺度」が示す未来』『戦後と災後の間─溶融するメディアと社会』(以上,集英社新書)ほか多数.

書評情報

徳島新聞 2018年11月18日
信濃毎日新聞 2018年11月18日
愛媛新聞 2018年11月11日
中國新聞 2018年11月4日
熊本日日新聞 2018年11月4日
沖縄タイムス 2018年11月3日
週刊東洋経済 2018年11月3日号
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