朝鮮半島 危機から対話へ

変動する東アジアの地政図

いま,金正恩,文在寅,トランプ,習近平は何を考えているのか.そして日本はどうすべきなのか.

朝鮮半島 危機から対話へ
著者 李 鍾元 , 木宮 正史
ジャンル 書籍 > 単行本 > 政治
刊行日 2018/10/12
ISBN 9784000238977
Cコード 0031
体裁 B6 ・ 並製 ・ カバー ・ 166頁
定価 2,090円
在庫 在庫あり
電撃的な南北・米朝首脳会談の実現により,朝鮮半島をめぐる国際情勢は激動を迎えている.金正恩の北朝鮮,文在寅の韓国,トランプのアメリカ,習近平の中国は何を考えているのか.そして日本外交は今後どうすべきなのか.今起こっている大転換の意味とは.世界を「現実的」に見つめ直すために不可欠な論点を提示する.
1 「戦争の危機」から「平和のための対話」へ――東アジアの構造変動をよみとく  …………… 李鍾元・木宮正史
 一 平和プロセスの現状と展望――南北・米朝交渉を検証する(李鍾元)
 二 激動の朝鮮半島と日本外交――限界と可能性(木宮正史)

2 金正恩体制は何を目指すか――「権力の確立」から「体制の保証」へ金正日総書記の霊柩車を囲んだメンバー …………… 平井久志

3 朝鮮半島の非核化と文在寅政権の戦略 …………… 文正仁

4 「追い込まれた米国」が解凍した二五年の先送り――トランプと金正恩を繫いだインテリジェンスルート …………… 尾形聡彦

5 朝鮮半島「非核化」の先を見据える習近平 …………… 朱建榮

6 米朝核交渉と日本外交 …………… 田中均・太田昌克

7 日朝国交正常化はなぜ必要か …………… 太田修

執筆者紹介
李鍾元(リージョンウォン)
1953年生まれ.早稲田大学大学院アジア太平洋研究科教授.国際政治学.『東アジア冷戦と韓米日関係』(東京大学出版会),『歴史としての日韓国交正常化』(全2巻,共編著,法政大学出版局),『戦後日韓関係史』(共著,有斐閣)など.

木宮正史(きみや ただし)
1960年生まれ.東京大学大学院総合文化研究科教授.国際政治学・朝鮮半島問題.『日本の安全保障 6 朝鮮半島と東アジア』(編著,岩波書店),『ナショナリズムから見た韓国・北朝鮮近現代史』(講談社),『国際政治のなかの韓国現代史』(山川出版社)など.
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