新刊
これから出る本

トラブゾンの猫 小田実との最後の旅

小田実,没後十年.孤独のなかで,絶えず故人と対話を続けた筆者が記す,稀代の作家のエッセンス.

トラブゾンの猫 小田実との最後の旅
このエントリーをはてなブックマークに追加
著者 玄 順恵
ジャンル 書籍 > 単行本 > 評論・エッセイ
刊行日 2018/10/24
ISBN 9784000612982
Cコード 0095
体裁 四六 ・ 上製 ・ カバー ・ 168頁
定価 本体1,700円+税
在庫 未刊・予約受付中
「この世に残された命の時間が限られていると知った時,人は何を考えるだろうか」――並はずれた行動力で世界中を旅し,半世紀を越す執筆活動を続けた小田実.その小田が終生,「人生の同行者」と呼んだ筆者が,忘れ得ぬ「最後の旅」をいまふり返り,等身大の作家の姿,思想の底流を伝える.沓掛良彦氏によるエッセイも収録.
序 章 永遠の旅路

第1章 The first day of the last trip/イスタンブールの迷い猫

第2章 An agreeable companion on the road is as good as a taxi!/旅は道づれ人は情け

第3章 Witnesses buried away shall show themselves someday/トロイと『イーリアス』と「三十センチの高さ」

第4章 The Aegean Sea in the afternoon/昼下がりのエーゲ海

第5章 The student of Socrates named Alcibiades/アルキビアデス猫の憂うつ

第6章 The Breaking Jewel/玉 砕

第7章 Socrates likes Aesop’s Fables/アソスの神殿とイソップ猫

第8章 Power to the people!/デモス・クラトスよ!

第9章 A stray cat in Trabzon/トラブゾンの猫

第10章 Requiem for a man of letters/別れのレクイエム

終 章 至福と喪失


あとがき 未完の作品に想う

美しい紙の墓碑――『トラブゾンの猫』によせて ◉ 沓掛良彦

猫の本棚(参考文献)
玄 順 恵(ヒョン スン ヒェ)
水墨画家.植民地時代に日本へ渡ってきた済州島出身の両親のもと,1953年,神戸市に生まれる.82年に作家小田実と結婚.水墨画の他に,装丁,装画,挿絵の仕事を手がける.著書に『私の祖国は世界です』,『われ=われの旅』(小田実との共著,以上,岩波書店),『おはなしハルマンさま』(文・元静美,新幹社),訳書に『韓国食生活史』(藤原書店)がある.
ページトップへ戻る