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環境史入門

人文・社会・自然科学の融合とされる環境史の歩みを振り返り,今後の研究を考える.決定版入門.

環境史入門
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著者 J.ドナルド・ヒューズ , 村山 聡 , 中村 博子
ジャンル 書籍 > 単行本 > 歴史
刊行日 2018/10/26
ISBN 9784000613026
Cコード 0020
体裁 A5 ・ 並製 ・ カバー ・ 192頁
定価 本体2,800円+税
在庫 未刊・予約受付中
自然環境を人類史の外の条件として扱うのではなく,相互に影響しあうものとして,総合的な歴史を描く試み,それが環境史である.人文・社会・自然諸科学との融合を特徴とする環境史の学問的な歩みをたどり,その課題と今後の研究のあり方を考える.名実ともに学界を牽引してきた碩学による,環境史入門の決定版.
日本の読者へ

第1章  環境史を定義する
 はじめに
 環境史が扱ってきた主題
 様々な学術分野のあいだで
 環境史とそれまでの歴史学

第2章  環境史の先駆者達
 はじめに
 古代世界
 中世および近世・近代の環境思想
 20世紀初頭

第3章  アメリカ合衆国における環境史の出現
 はじめに
 自然の保持・保全から環境を対象とするアメリカ史へ
 アメリカ合衆国における環境史の諸要素
 環境史の協働者たち

第4章  その土地,地域,そして国家の環境史群
 はじめに
 カナダ
 ヨーロッパ
 地中海
 中東と北アフリカ
 インド,南アジアそして東南アジア
 東アジア
 オーストラリア,ニュージーランドそして太平洋の諸島
 アフリカ
 ラテンアメリカ
 古代世界と中世
 結 び

第5章  グローバル環境史
 はじめに
 世界環境史の著作群
 世界的に重要な話題の数々
 多様な環境運動
 世界史の教科書群
 結 び

第6章  環境史における多様な論点と方向性
 はじめに
 専門主義
 唱 道
 環境決定論
 現在主義
 衰退論者の物語
 政治経済理論
 多様な次なる論点
 結 び

第7章 「環境史をする」について考える
 はじめに
 方法論に関する案内
 原典資料の探求
 教材・情報源
 結び──環境史の将来に向けて

参考文献
訳者あとがき
索 引
J. ドナルド・ヒューズ(J. Donald Hughes)
デンバー大学名誉教授.歴史学(古代環境史).世界初の環境史学会(米)の創設メンバーであり,欧州・アジアの各種学会にも多大な影響を与えた.An Environmental History of the World: Humankind’s Changing Role in the Community of Life(2009), Environmental Problemsof the Greeks and Romans: Ecology in the Ancient Mediterranean(2014)など著作多数.邦訳書に『世界の環境の歴史』奥田暁子・あべのぞみ訳(明石ライブラリー,2004)がある.


【訳 者】
村山 聡(むらやま さとし)
香川大学教授.専門は経済史・環境史.慶應義塾大学経済学部卒業,同大学大学院経済学研究科修士・博士課程修了.ギーセン大学 Dr. phil.(ドイツ中近世史).慶應義塾大学助手,講師,香川大学助教授,ベルリン自由大学客員教授,レイチェル・カーソン・センター研究員,総合地球環境学研究所客員教授,東アジア環境史協会学会長を歴任.『近世ヨーロッパ地域史論』(法律文化社,1995)ほか,英・独語での著作多数.

中村博子(なかむら ひろこ)
フリーランスの翻訳家で,政府の支援業務や映画字幕など幅広く活躍.専門は環境意思決定論.慶應義塾大学法学部卒業,香川大学大学院修士課程修了.訳書にスーザン・M. スティーブンソン『デチタ でチた できた!──家庭で出来る,いのちが育つお手伝い』(ウインドファーム,2011),自然環境共生技術協会編著『よみがえれ自然』英語版:Reviving Nature's Legacy(同協会,2012)ほか.
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