新刊

アナキズム 一丸となってバラバラに生きろ

あらゆる支配はいらない.歌い,叫ぶ,アナキストの精神が,合理性の錯乱へと誘う.

アナキズム 一丸となってバラバラに生きろ
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著者 栗原 康
通し番号 新赤版 1745
ジャンル 書籍 > 岩波新書 > 社会
刊行日 2018/11/20
ISBN 9784004317456
Cコード 0236
体裁 新書 ・ 240頁
定価 本体860円+税
在庫 在庫あり
火のついた猿,火のついた猿になれ! どんな支配もいらない.はじめから,やっちゃいけないことなんてない.書いちゃいけないこともない.何ものにも縛られるな.目的にも,自由にも,アナキズムにも縛られるな.歌い,叫ぶ,アナキストの精神.根源的な問いと最新の知見が,アナーキーな文体で炸裂する.合理性の錯乱へようこそ.
序 章 アナキズムってなんですか?
 手に負えない/やることなすこと根拠なし はじまりのない生をいきていきたい/ビラをまいたら,クソしてねやがれ/この酔い心地だけは

第1章 自然とは暴動である――エコ・アナキズムの巻
 風がかたりかける,うまい,うますぎる/野蛮人は気まぐれだついでに,おいらはおっちょこちょい/われわれの任務は,「人間化された自然」をぶちこわすことなのでございます/アントロポセン時代の統治プリウスにのれば,温暖化は解決できる?/エコ,エコってうるせえんだよ/プリウスか,それとも暴動か

第2章 ファック・ザ・ワールド――アナルコ・キャピタリズムの巻
 権力の暴走はアナーキー?/おまえはおまえの踊りをおどっているか?――ブラックブロックの精神/あなたもわたしもロケットボーイ サイバネティクスはファシズムの土台である/クリエイティブはぶちこわせなのでございます/棍棒の哲学――ベトナム反戦直接行動委員会の思想

第3章 やられなくてもやりかえせ――アナルコ・サンディカリズムの巻
 人間のもっともたいせつな自由は,自分の自由すらぶちこわすことができる自由である/はたらかないで,たらふく食べたい/自分をなめるな,人間をなめるな信じてくれとことばをはなつまえに,信じきれる自分を愛してやれ/はたらいたら,鉄拳制裁!?/労働運動は気分である/一丸となってバラバラに生きろ/ようこそ,ファイトクラブへ

第4章 われわれは圧倒的にまちがえる――アナルコ・フェミニズムの巻
 弱者は死ぬんだよォーーーッ!!!/だまってトイレをつまらせろ/結婚制度なんていらねえんだよ! あんちくしょうけっとばし,トンズラしようか/エマ・ゴールドマン,モストをムチうつ/戦争をするというならば,子どもはうまない,ゼロ子ども宣言!/ダンスもできない革命ならば,そんな革命はいらない/不逞じゃねえよ,太えだよ/ひとつになっても,ひとつになれないよ

第5章 あらゆる相互扶助は犯罪である――アナルコ・コミュニズムの巻
 東京のバカヤロー!/きみのゲロを食べたい/無政府は事実だ/コミュニズムを暴走させろ/ここが新天地じゃなかったら,どこにも新天地なんてないんだよ/アナーキーをまきちらせコミュニズムを生きてゆきたい

おわりに
主要参考文献一覧
栗原 康(くりはら やすし)
1979年埼玉県生まれ.早稲田大学大学院政治学研究科博士後期課程満期退学.東北芸術工科大学非常勤講師.専門はアナキズム研究.著書に『大杉栄伝――永遠のアナキズム』(夜光社),『学生に賃金を』(新評論),『はたらかないで,たらふく食べたい――「生の負債」からの解放宣言』(タバブックス),『現代暴力論――「あばれる力」を取り戻す』(角川新書),『村に火をつけ,白痴になれ――伊藤野枝伝』(岩波書店),『死してなお踊れ―― 一遍上人伝』(河出書房新社),『菊とギロチン――やるならいましかねえ,いつだっていましかねえ』(タバブックス),『何ものにも縛られないための政治学――権力の脱構成』(KADOKAWA)など.
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