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〈超・多国籍学校〉は今日もにぎやか!
多文化共生って何だろう
さまざまな文化的背景をもつ子どもたちが多く通う学校で,長く国際教室を担当してきた著者が語る,多文化共生のあり方.
外国籍の児童など様々な文化的背景をもつ子どもたちが多く通う横浜市の公立小学校.ここでは国際教室を中心に多様性を尊重した学校づくりが行われている.習熟度別に分けられた小人数クラス,さまざまな国の言葉が貼り出された昇降口,多文化を意識した華やかな運動会….長年にわたり国際教室を担当してきた著者がこれからの多文化共生のあり方を語る.
1 横浜市立飯田北いちょう小学校
減り続ける児童の数/県営いちょう団地/さまざまな文化的背景を持つ子どもたち/家では二つ以上の言語で会話/多文化共生教育は必要不可欠
2 何をどのように?
特色ある教育
3 多文化共生の学校づくり
母国の文化を大切にする環境をつくる/子どもたちが大切にする多文化共生/通訳者の協力/入学式と卒業式/運動会/多言語による「コミュニケーション・ボード」/不安や不満の声も/多文化共生は誰のため?
4 国際教室ってどんなところ?
国際教室の役割/ことばを育む支援/母語による生活適応支援・教科補習/そのほかの多文化的な支援
【コラム】 いちょう小学校に「菊池あり」………横溝 亮
5 新たな課題
親子のコミュニケーション・ギャップ/〈中間人〉になりたい!?/母語で読み書きできる力/ことばとアイデンティティ
【コラム】 心からわかり合おうという気持ちが一番大事 ………K・M
6 ブラジルの教育に学ぶ
初めての「難民選手団」/マナウスの小学校/日本からブラジルに渡った移民たち/「移民」を理解する授業
7 アメリカの教育から学ぶ
バイリンガルを育成できる環境/日本語イマージョン・プログラム/話型と語彙の支援/「社会のお荷物」から「国の資源」へ/継承語教育/日本では/母語を活用した学習プログラムを/さまざまな言語を選択できる環境
【コラム】 通訳者の役割 ………ファン・ティ・タン・ジム
8 多文化共生を盛り込んだ学習づくり
スピーチコンテスト/子どもたちのスピーチ
9 めざせ! 多文化教員
急速に進む人口減少/支援の転換を/シンガポールでは/まだ大きな壁が/日本語保持の取り組みを参考に
10 新しい社会は,目の前に
多様性の時代へ
あとがき
減り続ける児童の数/県営いちょう団地/さまざまな文化的背景を持つ子どもたち/家では二つ以上の言語で会話/多文化共生教育は必要不可欠
2 何をどのように?
特色ある教育
3 多文化共生の学校づくり
母国の文化を大切にする環境をつくる/子どもたちが大切にする多文化共生/通訳者の協力/入学式と卒業式/運動会/多言語による「コミュニケーション・ボード」/不安や不満の声も/多文化共生は誰のため?
4 国際教室ってどんなところ?
国際教室の役割/ことばを育む支援/母語による生活適応支援・教科補習/そのほかの多文化的な支援
【コラム】 いちょう小学校に「菊池あり」………横溝 亮
5 新たな課題
親子のコミュニケーション・ギャップ/〈中間人〉になりたい!?/母語で読み書きできる力/ことばとアイデンティティ
【コラム】 心からわかり合おうという気持ちが一番大事 ………K・M
6 ブラジルの教育に学ぶ
初めての「難民選手団」/マナウスの小学校/日本からブラジルに渡った移民たち/「移民」を理解する授業
7 アメリカの教育から学ぶ
バイリンガルを育成できる環境/日本語イマージョン・プログラム/話型と語彙の支援/「社会のお荷物」から「国の資源」へ/継承語教育/日本では/母語を活用した学習プログラムを/さまざまな言語を選択できる環境
【コラム】 通訳者の役割 ………ファン・ティ・タン・ジム
8 多文化共生を盛り込んだ学習づくり
スピーチコンテスト/子どもたちのスピーチ
9 めざせ! 多文化教員
急速に進む人口減少/支援の転換を/シンガポールでは/まだ大きな壁が/日本語保持の取り組みを参考に
10 新しい社会は,目の前に
多様性の時代へ
あとがき
菊池 聡(きくち さとし)
神奈川県横浜市立仏向小学校教諭.2001~2003年に香港日本人学校大埔校に勤務.帰国後,2004年より横浜市立いちょう小学校で国際教室を担当し,2014年,横浜市立飯田北いちょう小学校として統合後,国際教室担当として2018年3月まで勤務.学校という組織の枠を越え,幼稚園・保育園から中学・高等学校との連携,地域ボランティア団体などとの協働を進め,多文化共生と,日本語教育を含めた子どもたちの教育という視点から多文化共生の地域づくりに取り組む.
神奈川県横浜市立仏向小学校教諭.2001~2003年に香港日本人学校大埔校に勤務.帰国後,2004年より横浜市立いちょう小学校で国際教室を担当し,2014年,横浜市立飯田北いちょう小学校として統合後,国際教室担当として2018年3月まで勤務.学校という組織の枠を越え,幼稚園・保育園から中学・高等学校との連携,地域ボランティア団体などとの協働を進め,多文化共生と,日本語教育を含めた子どもたちの教育という視点から多文化共生の地域づくりに取り組む.