明治政治史 (上)

明治維新とは,独立確保をめざす「民族革命」であった.上巻は開国から帝国議会開設まで.(解説=前田亮介)

明治政治史 (上)
著者 岡 義武
通し番号 青N126-1
ジャンル 書籍 > 岩波文庫 > 青(日本思想)
刊行日 2019/02/15
ISBN 9784003812617
Cコード 0121
体裁 文庫 ・ 並製 ・ カバー ・ 516頁
定価 1,562円
在庫 在庫あり
政治史学の礎を築いた岡義武(1902―90)が明治期の政治・経済・社会を包括的に描いた通史.臨場感を与える多くの史料を織り込みつつも均整のとれた歴史叙述となっている.開国から帝国議会開設までを扱った上巻では,明治維新を,民族の独立確保という至上命題のもとでなされた「民族革命」として位置付ける.(解説=前田亮介)


第一章 序論=江戸封建体制とその瓦解
 第一節 体制の構造と内部的矛盾の発展
 第二節 強いられた開国
 第三節 尊攘運動の奔騰
 第四節 衰退する幕府権力
 第五節 瓦 解

第二章 近代国家への移行
 第一節 新しい支配体制の構築
 第二節 明治新政府の課題と政策
 第三節 起伏する政治的不安
 第四節 自由民権運動の展開
 第五節 朝鮮問題と条約改正交渉
 第六節 支配体制の整備

参考文献
解説 戦後政治史学の誕生……………前田亮介


[下巻]
第三章 民族の独立追求
第四章 帝国建設の進展と政党勢力の上昇
解説(伏見岳人)
索引

書評情報

読売新聞(朝刊) 2019年12月22日(評者:橋本五郎さん)
ページトップへ戻る