-
2019.02.07
-
2019.02.07
世界 2019年3月号
【特集:拡大する違憲状況】
■特集 拡大する違憲状況
いったい憲法とはなんのために存在するのだろうか.
議論がなされず,したがって社会的合意もないまま,近隣諸国との緊張関係をエネルギー源として,安倍政権は軍拡を続けている.
過去に例のない軍拡,ではない.
過去に悲惨な犠牲を内外に与える結末に終わった例があるからこそ,そしてその過去に反省を持たない人々の手による軍拡だからこそ,警戒しなければならない.
憲法の制約を無効にしようとする動きが深まる中で,どのような違憲状況が拡大しつつあるのか,事実を共有し,打開の方向を考察する.
いったい憲法とはなんのために存在するのだろうか.
議論がなされず,したがって社会的合意もないまま,近隣諸国との緊張関係をエネルギー源として,安倍政権は軍拡を続けている.
過去に例のない軍拡,ではない.
過去に悲惨な犠牲を内外に与える結末に終わった例があるからこそ,そしてその過去に反省を持たない人々の手による軍拡だからこそ,警戒しなければならない.
憲法の制約を無効にしようとする動きが深まる中で,どのような違憲状況が拡大しつつあるのか,事実を共有し,打開の方向を考察する.
┏━━━┓
┃ 特集 ┃拡大する違憲状況
┗━━━╋…────────────────────────────────
〈報告〉
国防軍化する自衛隊――無視される憲法の制約
石井 暁(共同通信)
〈配備計画〉
ルポ・軍事列島 第6回 南西諸島――知られざる複数の基地建設
池尾靖志(立命館大学)
〈座談会〉
軍事化される島々
清水早子(ミサイルいらない宮古島住民連絡会)・上原秀政(石垣島に軍事基地をつくらせない市民連絡会)・高橋千恵(与那国島の明るい未来を願うイソバの会)・上島 啓(奄美市在住)
〈検証〉
戦略なき軍拡――アメリカ製兵器「爆買い」の実態
東京新聞社会部取材班
〈安保マフィアのマニフェスト〉
第4次アーミテージ・ナイ報告分析――さらなる日米一体化への要求
猿田佐世(弁護士)
〈無用の長物〉
イージス・アショアは必要か――超高額兵器への多くの疑問
福好昌治(軍事評論家)
〈連載〉
自衛隊と災害救助 第4回 防衛予算の使い道
島本慈子(ジャーナリスト)
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
◆注目記事
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
〈国際社会の課題〉
イエメン国民への愚弄をやめよ――最悪の人道危機の原因と解決への道筋
佐藤 寛(JETROアジア経済研究所)
〈「日本」との別れへ〉
自律する沖縄――県民投票のその先へ
新城郁夫(琉球大学)
〈今こそ議論を〉
〈強さ〉の時代に抗う――天皇「代替わり」に際して
荒井 献(東京大学名誉教授)
〈提起〉
記者の連帯がなぜ必要か――一強化する権力と対抗するために
南 彰(新聞労連委員長)
〈対談〉
男を変えることはもう,できないのかもしれない――あるフォトジャーナリストの性暴力をめぐって
金子雅臣(労働ジャーナリスト)×北原みのり(作家)
〈ルポ〉
8年目の原発作業員――相次ぐ犠牲、補償はなにもない
片山夏子(東京新聞)
〈座談会〉
原発事故避難者を追いつめる「自立」の強制――住まいから見る事故八年目の現実
熊本美彌子(原発避難者)×松本徳子(原発避難者)×瀬戸大作(避難の協同センター)
〈座談会〉
ロシア革命の百年を問い直す――民主主義・戦争・権力
和田春樹(東京大学名誉教授)×長谷川毅(カリフォルニア大学サンタバーバラ校)×池田嘉郎(東京大学)
〈「歴史総合」の展望〉
転換期の歴史教育と東アジアの歴史対話
油井大三郎(東京大学名誉教授)
〈声明〉
村山談話,菅総理談話に基づき,植民地支配を反省謝罪することこそ日韓・日朝関係を続け,発展させる鍵である
〈裁判の行方は?〉
日産ゴーン事件の研究
細野祐二(会計評論家)
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
◇世界の潮
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
◇コンゴ民主共和国における不正選挙と危機
J.C.マスワナ(国際経済学者)
◇ファーウェイ締め出しに見る米国の危機感
津上俊哉(現代中国研究家)
◇移民「元年」 課題と展望
毛受敏浩(日本国際交流センター)
◇IWCからの脱退――利益少なく,失うもの多い
井田徹治(共同通信記者)
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
●連載
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
●【新連載】ルポ 孤塁
消防士たちの3・11
吉田千亜(ジャーナリスト)
●〈周縁〉の「小さなアメリカ」【 第10回・最終回】
いくつもの「周縁の小さなアメリカ」の連なりを見る
中村 寛(多摩美術大学)
●我が総括――体験的戦後メディア史【第3回】
宮澤喜一と竹下登の軍隊観
田原総一朗(ジャーナリスト)
●麻薬現代史【第3回】
国際オペレーション
藤野 彰(元国連職員)
●アパレル興亡【第19回】
黒木 亮(作家)
●海の底から【第23回】
金石範(作家)
●ハンセン病回復者の語り・家族の語り【第6回】
小学二年にして生き方の決断を迫られる
福岡安則(埼玉大学名誉教授),黒坂愛衣(東北学院大学)
●沖縄(シマ)という窓
空を飛ぶのは鳥だけでいい
親川志奈子(オキスタ107)
●原発月報――(18・12~19・1)
福島原発事故記録チーム
●映像世界の冒険者たち【第11回】
少年テロリストが監督になるまで――モフセン・マフマルバフ
四方田犬彦(比較文学・映画研究家)
●メディア批評【第135回】
神保太郎(ジャーナリスト)
●片山善博の「日本を診る」【第112回】
統一地方選挙改革論―― 一一月実施で再統一してはどうか
片山善博(早稲田大学)
●脳力のレッスン【203】
キリスト教の世界化とローマ帝国―― 一七世紀オランダからの視界(その54)
寺島実郎
●世界論壇月評
朱建栄・竹田いさみ・吉田文彦・石郷岡建
●ドキュメント激動の南北朝鮮(259)(18・12~19・1)
編集部
●お許しいただければ【第2回】
論争好き(リンド)
行方昭夫 訳(東京大学名誉教授)
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
○グラビア
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
○公募作品 173
ヤズディの祈り――シンガルからネブラスカへ
林 典子(フォト・ジャーナリスト)
○ことわざの惑星
金井真紀(イラストレーター)
○表紙写真= アメリカ合州国テキサス州、二〇一八年一月一八日 © Mark Power/Magnum Photos
デザイン= 赤崎正一+ 佐野裕哉
○グラビアについて(公募規定)
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
○読者投句・岩波俳句
選・文 池田澄子(俳人)
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
*読者談話室
*アムネスティ通信
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
◇編集後記
┃ 特集 ┃拡大する違憲状況
┗━━━╋…────────────────────────────────
〈報告〉
国防軍化する自衛隊――無視される憲法の制約
石井 暁(共同通信)
〈配備計画〉
ルポ・軍事列島 第6回 南西諸島――知られざる複数の基地建設
池尾靖志(立命館大学)
〈座談会〉
軍事化される島々
清水早子(ミサイルいらない宮古島住民連絡会)・上原秀政(石垣島に軍事基地をつくらせない市民連絡会)・高橋千恵(与那国島の明るい未来を願うイソバの会)・上島 啓(奄美市在住)
〈検証〉
戦略なき軍拡――アメリカ製兵器「爆買い」の実態
東京新聞社会部取材班
〈安保マフィアのマニフェスト〉
第4次アーミテージ・ナイ報告分析――さらなる日米一体化への要求
猿田佐世(弁護士)
〈無用の長物〉
イージス・アショアは必要か――超高額兵器への多くの疑問
福好昌治(軍事評論家)
〈連載〉
自衛隊と災害救助 第4回 防衛予算の使い道
島本慈子(ジャーナリスト)
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
◆注目記事
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
〈国際社会の課題〉
イエメン国民への愚弄をやめよ――最悪の人道危機の原因と解決への道筋
佐藤 寛(JETROアジア経済研究所)
〈「日本」との別れへ〉
自律する沖縄――県民投票のその先へ
新城郁夫(琉球大学)
〈今こそ議論を〉
〈強さ〉の時代に抗う――天皇「代替わり」に際して
荒井 献(東京大学名誉教授)
〈提起〉
記者の連帯がなぜ必要か――一強化する権力と対抗するために
南 彰(新聞労連委員長)
〈対談〉
男を変えることはもう,できないのかもしれない――あるフォトジャーナリストの性暴力をめぐって
金子雅臣(労働ジャーナリスト)×北原みのり(作家)
〈ルポ〉
8年目の原発作業員――相次ぐ犠牲、補償はなにもない
片山夏子(東京新聞)
〈座談会〉
原発事故避難者を追いつめる「自立」の強制――住まいから見る事故八年目の現実
熊本美彌子(原発避難者)×松本徳子(原発避難者)×瀬戸大作(避難の協同センター)
〈座談会〉
ロシア革命の百年を問い直す――民主主義・戦争・権力
和田春樹(東京大学名誉教授)×長谷川毅(カリフォルニア大学サンタバーバラ校)×池田嘉郎(東京大学)
〈「歴史総合」の展望〉
転換期の歴史教育と東アジアの歴史対話
油井大三郎(東京大学名誉教授)
〈声明〉
村山談話,菅総理談話に基づき,植民地支配を反省謝罪することこそ日韓・日朝関係を続け,発展させる鍵である
〈裁判の行方は?〉
日産ゴーン事件の研究
細野祐二(会計評論家)
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
◇世界の潮
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
◇コンゴ民主共和国における不正選挙と危機
J.C.マスワナ(国際経済学者)
◇ファーウェイ締め出しに見る米国の危機感
津上俊哉(現代中国研究家)
◇移民「元年」 課題と展望
毛受敏浩(日本国際交流センター)
◇IWCからの脱退――利益少なく,失うもの多い
井田徹治(共同通信記者)
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
●連載
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
●【新連載】ルポ 孤塁
消防士たちの3・11
吉田千亜(ジャーナリスト)
●〈周縁〉の「小さなアメリカ」【 第10回・最終回】
いくつもの「周縁の小さなアメリカ」の連なりを見る
中村 寛(多摩美術大学)
●我が総括――体験的戦後メディア史【第3回】
宮澤喜一と竹下登の軍隊観
田原総一朗(ジャーナリスト)
●麻薬現代史【第3回】
国際オペレーション
藤野 彰(元国連職員)
●アパレル興亡【第19回】
黒木 亮(作家)
●海の底から【第23回】
金石範(作家)
●ハンセン病回復者の語り・家族の語り【第6回】
小学二年にして生き方の決断を迫られる
福岡安則(埼玉大学名誉教授),黒坂愛衣(東北学院大学)
●沖縄(シマ)という窓
空を飛ぶのは鳥だけでいい
親川志奈子(オキスタ107)
●原発月報――(18・12~19・1)
福島原発事故記録チーム
●映像世界の冒険者たち【第11回】
少年テロリストが監督になるまで――モフセン・マフマルバフ
四方田犬彦(比較文学・映画研究家)
●メディア批評【第135回】
神保太郎(ジャーナリスト)
●片山善博の「日本を診る」【第112回】
統一地方選挙改革論―― 一一月実施で再統一してはどうか
片山善博(早稲田大学)
●脳力のレッスン【203】
キリスト教の世界化とローマ帝国―― 一七世紀オランダからの視界(その54)
寺島実郎
●世界論壇月評
朱建栄・竹田いさみ・吉田文彦・石郷岡建
●ドキュメント激動の南北朝鮮(259)(18・12~19・1)
編集部
●お許しいただければ【第2回】
論争好き(リンド)
行方昭夫 訳(東京大学名誉教授)
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
○グラビア
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
○公募作品 173
ヤズディの祈り――シンガルからネブラスカへ
林 典子(フォト・ジャーナリスト)
○ことわざの惑星
金井真紀(イラストレーター)
○表紙写真= アメリカ合州国テキサス州、二〇一八年一月一八日 © Mark Power/Magnum Photos
デザイン= 赤崎正一+ 佐野裕哉
○グラビアについて(公募規定)
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
○読者投句・岩波俳句
選・文 池田澄子(俳人)
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
*読者談話室
*アムネスティ通信
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
◇編集後記
書評情報
毎日新聞 2019年3月15日